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福を呼ぶ“七福神巡り”。京都「都七福神」ほか全国各地の名コースをご紹介

2020.12.15

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(4)人々の暮らしを見守る知恵と勇気の守護神
【毘沙門天】東寺


毘沙門天
堂々たる兜跋毘沙門天。兜跋はウイグルの都市トルファンを意味するとされる。普段は開帳されていない。

毘沙門天(びしゃもんてん)のルーツもインド・ヒンズー教の神で、「ヴァイシュラヴァナ」の中国語表記です。仏教では四天王の一人として北方の警護を担当。鎧兜に身を包んだ強面(こわもて)の守護神は、多くの武将に信仰されてきました。七福神の一員に選ばれたのは、「多聞天(たもんてん)」という別名が多くを聞き入れてくれると解釈されたからともいわれています。


東寺の「兜跋(とばつ)毘沙門天」は平安京の入り口、羅城門(らじょうもん)の楼上で都を守っていましたが、平安末期に移設。現在は宝物館に安置され、年2回公開されています。毘沙門堂に祀られているのは精巧な複製ですが、格子戸越しに垣間見えるご尊顔は息をのむ迫力です。

東寺
東寺の一角にある毘沙門堂。兜跋毘沙門天を祀るために1822年に建立された、東寺の中では比較的新しいお堂。中央の格子戸のすきまから上写真の複製のご本尊を拝する。

七福神のお守り
七福神のお守り。右は450円、左は500円。

東寺
京都市南区九条町1
TEL:075(691)3325
6時〜17時
市バス「東寺東門前停」、近鉄「東寺駅」下車徒歩10分

(5)老子が仙人になった姿といわれる長寿の神
【寿老人】革堂・行願寺


寿老人

「現代の円空」といわれた西村公朝仏師による木彫三尺像の寿老神。普段は寿老神堂の格子戸の間から参拝する。

寿老人(じゅろうじん)は福禄寿と混同されることもありますが、七福神では別々の神様として扱われています。道教の開祖である老子が天に昇って仙人になった姿といわれ、長寿の象徴である「玄鹿(げんろく)」と呼ばれる鹿を従え、長寿、諸病平癒、福財、子宝の功徳があります。

都七福神でこの神様を祀るのは、1004年創建という古刹で、地元の人から「こうどうさん」の通称で親しまれている革堂(こうどう)・行願寺(ぎょうがんじ) 。境内の一角にある寿老神堂には、名高い西村公朝仏師が生前制作し、1980年に開眼落慶法要が行われたという、どっしりした木彫の寿老神(じゅろうじん)像が安置されており、格子戸の間から拝することができます。

革堂・行願寺
行願寺の本堂。寿老神堂は左奥にある。

七福神の石像
境内には寄贈されたという七福神の石像もある。こちらの寿老人(右から3番目)は頭が長くなく、鹿を連れている。

七福神の長寿お守り
七福神の長寿お守り。500円。

革堂・行願寺
京都市中京区寺町通竹屋町行願寺門前町
TEL:075(211)2770
8時〜16時30分
市バス「河原町丸太町停」下車
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