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約3センチの世界に「可愛い!」と歓声が上がる、神戸のアトリエへようこそ

2020.12.08

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根っからの手芸好き! 作るほどにミニチュア化する細緻な世界


加藤友香さんのミシン
ミシンはお母さまがお嫁入りの際に持参したものを譲り受け、使い続けている。「シンプルで使いやすいです」と友香さん。

友香さんが自身の“手芸好き”に気づいたのは、幼稚園での切り絵作りがきっかけだったそう。「猫の横に食べ終えた魚の骨を添えたところ、そのプラスアルファの工夫を褒められて嬉しかったことを覚えています」と友香さん。


自然に“ごっこ遊び”の道具を自作したり、バービー人形の服作りをしたりと、遊びと手芸を一緒に楽しむ子ども時代を過ごしました。

加藤友香さんと律子さん
友香さん(右)とお母さまの律子さん(左)。律子さんは子どもの頃から友香さんの手芸センスを認め、作ったものを「捨てられない」と大切に保管。「私の最初のファンは、母です」と友香さん。

お母さまの律子さんへのお誕生日プレゼントも、すべて手作りでした。「母はいつもとても喜んでくれ、それが励みになりました」(友香さん)。

律子さんはそんな友香さんの作品のほとんどを保管しているそう。 「彼女が興味を失って捨ててしまったものをゴミ箱から救い出したことも。どうしても捨てられませんね」と笑います。

制作中の加藤友香さん
制作中の友香さん。ミシンを使うのは2枚の布を縫い合わせるときだけ。その後はすべて手縫い。8~9時間作業を続ける日もあるという。

現在の作風も、律子さんの影響が大きいようです。「母はドールハウスが趣味で、私もそのミニチュアでおままごとをするのが大好きでした。裁縫の技術が向上するにつれて、“もっともっと小さくしてみよう”と考えるようになったのは、その頃が影響しているのかもしれません」と友香さん。

生活まわりの品々などを好んでモチーフに選ぶのも、ドールハウスに通じるセンスといえるでしょう。

手縫い糸とビーズ
(左)ビーズやスパンコール刺繡を含め、手縫いには各社から販売されている「手縫い糸」を使用。さまざまな色が揃えられている。(右)ビーズは1種類ずつプラスティックケースに入れて管理。白だけでも数種類揃えるなど微妙な色違いを使い分ける。上は共色の刺繡糸の一部。

友人・知人から譲られることも多いというファブリックや、国内外で見つけたビーズやスパンコールなどが美しく整理されたアトリエは、子どもの頃から変わらず、今も友香さんの大好きなものだけが詰まった夢の空間です。
加藤友香さんの動画イベントのご案内
『家庭画報』編集長が本誌おなじみの講師陣をお訪ねする動画イベント「家庭画報チャンネル」に、加藤友香さんがご出演くださいます。クリスマスにむけたチャームの作り方を教えていただきます。詳細はこちらをご覧ください>>
撮影/鍋島徳恭 スタイリング/横瀬多美保 取材・文/安藤菜穂子 協力/奥野令映子

『家庭画報』2020年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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