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横瀬多美保さんはどうしてる? クリスマスを豊かに過ごすアイディアと注目ケーキ

2020.11.16

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あの人はどうしてる? 十人十色のクリスマスと逸品ケーキ 第1回 さまざまな分野で活躍する『家庭画報.com』ゆかりの皆さんに、クリスマスの過ごし方と注目のクリスマスケーキを伺いました。大切な人たちと過ごす一日をより楽しくするアイディアや、食卓を華やかに彩るケーキの情報をお届けします。

第1回
横瀬多美保さん(インテリアスタイリスト)


横瀬多美保さん

写真/本誌・西山 航


横瀬 多美保/Tamiho Yokose

女性誌や料理本で活躍するほか、百貨店やショールームのディスプレイ、商品開発にも携わるテーブルコーディネーター、インテリアスタイリスト。新旧、和洋を自在に織り交ぜたモダンでエレガントな世界観で多くの人を魅了する。横瀬さんに素敵な空間の作り方を教わる連載はこちらから>>




心に残る、フランスで見た美しい風景


「10年以上前ですが、11月の終わりにボルドーへ行った時のこと。街はすっかりクリスマスムードでした。シャトーの庭の並木道を散策していた時、ふと上を見上げましたらミスルトー(ヤドリギ)がたくさん! あんなにたくさんのミスルトーを間近で見たのは初めてでした」。今でもその景色が大切な思い出になっているという横瀬多美保さん。ミスルトーにまつわる素敵なお話を聞かせてくださいました。

「古くからミスルトーは愛の木とも言われています。ヨーロッパでは、クリスマスにミスルトーの下に立っている女性には、キスをしてもいいと言い伝えられているとか。クリスマスの夜に意中の男性が現れるのを待つなんてとてもロマンチックな話ですよね。年齢を重ねるとそういった気持ちを忘れてしまいがちですが、ふとそんなクリスマスもいいなと思い、それから我が家のクリスマスはちょっぴりロマンチックな雰囲気を大切にしています。大人もクリスマスを楽しみたいですからね」

毎年クリスマスには思い出のミスルトーを飾って


「我が家のクリスマスは毎年同じです。12月になると行きつけの東京・神宮前の花屋さん『フーガ』さんにミスルトーが並びます。日本ではミスルトーを切ってくることがかなり至難の業。そもそも高い木の上にあるものですから。ですのでその作業を考えただけでも貴重なものと思うといとおしく、1か月くらい楽しみます」



写真/鈴木一彦
ミスルトーを使ったテーブルコーディネート。詳しくはこちら>>の記事から。


「できるだけ大ぶりのものを選び、ひと枝だけを大きな花器に生け、ダイニングテーブルの真ん中に置きます。それだけでもうクリスマス気分に。そしてボルドーのシャトーの並木道を散策していたあの日のことを思い出しながら……」



写真/鈴木一彦

「親しい気の置けない友人を招き、今年もまたミスルトーの枝の下で乾杯しながらお食事を楽しみます。お料理は今は持ち寄りが多いです。メインとなるものやお酒は我が家で用意して、クリスマスのしつらいに気合を入れて(笑)、ゲストをお迎えします」

横瀬さんに聞く、自宅でのクリスマスをもっと楽しむアイディアとは?


「クリスマスとひと目でわかるように、まず景色を作ることです。クリスマスにしか手に入らないポインセチア、アマリリスや、モミなどがあるだけでお部屋の雰囲気はがらりと変わります。もちろんミスルトーも。キャンドルも灯せばさらにロマンチックな雰囲気になりますし、小さなカップにティーキャンドルを入れるだけでもムードが高まりますよ」



写真/鈴木一彦
横瀬さんが手作りしたレモンリーフのリース。詳しくはこちら>>の記事から。


「さらにカップをぐるりとグリーン(モミなど)で巻き、両面テープで留めるとちょっとしたキャンドルホルダーになります。たくさんの花材がなくてもドアにモミの枝と赤い実だけのスワッグをつけたり、ドアノブにちょこっとモミの枝と赤い実をワイヤーで巻きつけるだけでもクリスマス気分が盛り上がります」

パーティを彩るクリスマスケーキ。横瀬さんが今年注目する逸品は?


帝国ホテル 東京「Truffe 『S』2020(トリュフ エス 2020)」




「Truffe 『S』2020(トリュフ エス 2020)」(直径10×高さ10㎝)1万3000円(税込み)。※130個限定

「シックな色合いがまず気に入りました。人気のトリュフ入りも大人っぽくていいですね。話題性もあり、会話も弾みます。カンバセーションピースとなることも大切」と横瀬さん。

帝国ホテル 東京の料理長・杉本 雄さんが手がける今年のクリスマスケーキは、旬の高級食材であるトリュフを使用し、本物の木から型を取って作り上げた「ブッシュ ド ノエル」。栗の粒感を残したマロンクリームと黒トリュフ香るマスカルポーネクリームを使用したロールケーキを、ヘーゼルナッツムースで包み、チョコレートで覆って切り株の形にデコレーションした一品です。

「このケーキはブッシュ ド ノエルに仕上げているので、シャトーのガーデンで食べるイメージでテーブルコーディネートをしたいです」と話す横瀬さん。

「メインになるものが決まるとそれに合わせてクロス、食器、花やグリーンを決めていきます。コーディネートする時、唐突な印象にならないように、アイテム同士が一体化するよう考えるのが私流です」

●ケーキのご予約・お問い合わせ
帝国ホテル 東京 本館1階 ホテルショップ「ガルガンチュワ」
予約期間 ~2020年12月14日(月)15時
受け渡し期間 2020年12月19日(土)~25日(金)
クリスマス予約専用電話 03-3539-8026(10時~19時)※2020年11月16日現在
https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/hotelshop/

あの人はどうしてる? 十人十色のクリスマスと逸品ケーキ(全10回)

01 横瀬多美保さんはどうしてる? クリスマスを豊かに過ごすアイディアと注目ケーキ

02 メキシコのクリスマスは陽気で華やか! 小林ひろ美さんの心に残る聖夜の過ごし方

03 宮澤奈々さんはクリスマスをどう楽しむ? 素敵なパーティの秘訣はテーマを決めること

04 パーティでは茶箱でお茶のおもてなし。ふくいひろこさん流クリスマスの楽しみ方

05 マラソンやビーガンスイーツ作りでアクティブに! 長谷川理恵さんのクリスマス

06 「フルール トレモロ」藤野幸信さんに聞く。心に残るクリスマスの贈り花

07 プレゼントはラッピングにも心を込めて。スタイリスト・おおさわ千春さんのクリスマス

08 フランスではクリスマスをどう過ごす? パリ在住の大島泉さんに聞きました

09 京都をあたたかく彩るチャリティーとライトアップ。西村晶子さんのクリスマス

10 クリスマスを飾る花とケーキ。ガーデニングエディター・高梨さゆみさんのおすすめは?





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『テーブルコーディネートから始まる
美しい暮らしのインテリア365日』



テーブルコーディネートから始まる 美しい暮らしのインテリア365日
1年間にわたり、横瀬さんがご自身の1LDKでの暮らしを綴った「家庭画報.com」の人気連載が、一冊の本になりました。コーディネートの組み立て方、“自分らしい”空間の作り方も初公開。1LDKの空間をどう心地よく演出するか、今すぐに活用できる暮らしのヒントが満載です。

連載『インテリアスタイリスト 横瀬多美保の「カジュアル・リュクス」に暮らす』を読む>>
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