Tips2
リビングルームの主役は泰山木の大型リーフリース
「子供が小さい頃には一緒にオーナメントを飾りつけできるツリーを置くことが多かったのですが、今年はリビングの飾りとして、以前から憧れだった泰山木の葉で作られたリースをオーダーしました」と、この日、多美保さんは直径53㎝のリースを窓辺に吊り下げました。リースに使われる素材は、古くから強い生命力の象徴とされる常緑樹が好まれます。
泰山木は、初夏に大輪の白い花を咲かせるモクレン科の常緑樹。表面はつややかな緑、裏面は錆色の蜜毛があるふっくらとした葉が連なる様子は、豊かさを感じさせます。「この泰山木の葉は時間が経って茶色くなっても散ることがなく、また違った雰囲気を楽しめます。今年は生き生きとした葉の立体的な造形美をシンプルに楽しんで、来年以降はライトオーナメントを飾ってみようかしら」。
泰山木の花言葉は“壮麗”や“威厳”。その言葉の通り堂々とした迫力に満ちたリースで、リビングのクリスマスムードを一気に盛り上げます。
玄関を入ると出迎えてくれるのは、レモンリーフのリース。
Tips3
玄関の扉を開けると見える位置にもリースを
玄関を入って正面にある、ダイニングへと続く扉に掛けられている青々としたレモンリーフのリースは、多美保さんが手作りしたもの。訪れる方々へ「ようこそ！」という気持ちを込めて、エントランスから見える場所に飾りました。
泰山木のように厚みのある大きな葉で大型サイズを作るのは難しいそうですが、小ぶりなサイズで扱いやすいレモンリーフなどの葉ならば、リーフリースを手軽に手作りできます。
今の幸せがずっと続くことを願いながら、永遠に繋がる輪を描く世界で一つだけのリースを作る……年末に向かって慌ただしくなりがちな心もほっこり温まる、そんな穏やかなひとときから、多美保さんのクリスマス支度は始まるようです。
