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旧暦10月に神々が参集する出雲。地元で愛される工芸と美味をご紹介

2020.10.02

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毎朝、店主自らが丁寧に打つそばが評判



出雲名物の割子そばは、上の段から順にいただく。好みの薬味をのせ、つゆを少しまわしかけて食べたら、器に残るつゆなどを次の段のそばの上にあけ、同様に薬味とつゆをかけていただく。割子そば3段840円(税込み)。
出雲そば きずき(いずもそば きずき)
2013年に神迎の道にオープンした、地元の人にも評判の人気店です。良質な国産のそば粉を季節によって変え、店主が毎朝石臼で挽いて丁寧に手打ちにしています。店は広い民家の和室を改装してゆったりとしたテーブル席が設えられ、落ち着いた雰囲気でそばを味わえます。名物割子そばのほか、そば湯に入って出される釜揚げそばはもっちりとした食感が絶妙。きりっとした、やや辛めのつゆもそばの旨みを引き立てます。



そばの挽き方にも心を砕く店主の加村俊雄さん。

島根県出雲市大社町杵築東387-1
TEL:0853(53)6077
営業時間:11時30分~14時(なくなり次第終了) 火曜・金曜定休

出雲産の小豆、餅粉を使ったぜんざい


出雲の工芸と美味
ぜんざい600円(税込み)にはもち米の紅白団子が入る。
出雲ぜんざい餅(いずもぜんざいもち)
創業150年という老舗の菓子舗「坂根屋」のぜんざい専門店です。出雲に残る古い文献に「ぜんざい」の記載があり、ぜんざいは出雲が発祥の地だとして13年前に「出雲ぜんざい学会」が発足。その初代メンバーの一人が坂根屋代表取締役の坂根壮一郎さんです。ぜんざいは店により多少の違いがありますが、豆はつぶさず汁は透明なことが共通。坂根屋では農業振興にも尽力し、減反の宍道湖の田んぼを活用して出雲産小豆を栽培、使用しています。

出雲の工芸と美味
老舗菓子舗坂根屋の坂根壮一郎社長。出雲大社の平成の大遷宮を機運として大社参詣道「神門通り甦りの会」の結成に参加。2012年に「出雲ぜんざい餅」が入るご縁横丁が誕生した。

島根県出雲市大社町杵築南840-1
TEL:0853(53)5026
営業時間:9時~18時(冬期は~17時) 不定休
表示価格は税別です。
撮影/小林廉宜 取材・文/松田純子 イラスト地図製作/ワークスプレス 取材協力/島根県観光連盟 出雲観光協会

※本特集の取材撮影は2019年11月に行いました。2020年の出雲大社の神在祭は11月24日に神迎神事、神迎祭、25日から神在祭が執り行われますが、祭事は神職のみで行われ、一般の参列はできません。ただし境内での参拝は可能です。最新の情報は出雲大社のホームページ(http://www.izumooyashiro.or.jp/)でご確認ください。

『家庭画報』2020年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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