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旧暦10月に神々が参集する出雲。地元で愛される工芸と美味をご紹介

2020.10.02

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民藝の精神「健康の美」「用の美」を体現する器たち


出雲の工芸と美味
先代が20~30年前に好んでひたすら作っていたという呉須釉花瓶(左)10万円と伊羅保釉象嵌花瓶8万5000円。釉薬は地元の長石、藁灰、籾灰などを調合して作る。
袖師窯(そでしがま)
宍道湖のほとりにある「袖師窯」は140年余の歴史があり、かつて漁師の網小屋だった趣深い木造家屋が工房となります。3代目の尾野敏郎さんが民藝運動に参加し、安来出身の河井寛次郎の知己を得て、柳 宗悦にも指導を受けました。地元の土と釉薬を使い、土作りから行います。健康的な器作りをめざした3代目の志は5代目の友彦さんに受け継がれ、2階ギャラリーには使い勝手のよさそうな日常使いの器が並びます。見学のほか絵つけ体験もできます。


出雲の工芸と美味
5代目の尾野友彦さんが作陶の中心。今では珍しい蹴け轆ろく轤ろでの成形。

島根県松江市袖師町3-21
TEL:0852(21)3974
営業時間:9時~18時 日曜定休

面取りや鎬手(しのぎで)の表情豊かな白磁の器に出会う



白磁の鎬手の器。土が白いので、釉薬の灰の鉄分が反応して青みがかるのだという。鎬の線の太さや数により、さまざまな表情に。手前のティーポット7000円。
白磁工房 石飛窯(はくじこうぼう いしとびがま)
石飛勝久さんが河井寛次郎の弟子だった京都の陶芸家・上田恒次氏に師事したのち、地元に帰って開窯しました。現在は息子の勲さんと二人での作陶の日々です。美しいさまざまな釉薬の器を手がけますが、白磁工房の名のとおり、主力は白磁。李朝白磁を思わせる上田氏の白磁の豊かな白が、石飛窯の白磁にも受け継がれています。磁土は出石の産。釉薬は藁や灰を独自に配合して、独特の青みを帯びた白磁を生み出しています。

出雲の工芸と美味
勲さんは父の背中を見て技術を身につけた。この道に入って30年近く。作品の評価はすこぶる高い。

島根県雲南市三刀屋町乙加宮1207-1
TEL:0854(45)4514
営業時間:9時~17時 不定休
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