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柴崎友香さんが、場所と時間と人のつながりを鮮やかに描いた掌編集『百年と一日』

2020.10.12

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〔今月の本〕

『百年と一日』




柴崎友香 著/筑摩書房

味わいのある家が印象に残る『パノララ』や『待ち遠しい』、巨大な団地で人探しが繰り広げられる『千の扉』など、ユニークな場所や空間を舞台に、描写の妙で読者を小説の世界へと誘う柴崎友香さん。


『百年と一日』は、そんな長編小説を発表してきた柴崎さんが、場所と時間と人のつながりを鮮やかに描いた掌編集。

ふと降りた駅に住み始め、流れに任せて仕事や住む部屋を変え、25年後、かつて自分が住んだ部屋でデジャヴを見た男。

再開発の波が来て、多くの人は家を手放したものの、バブルがはじけ、周囲が駐車場と化したその土地でぽつねんと店を続けるラーメン屋。

時空を自在に超える、そんな文学の力を堪能できる作品集。

●柴崎友香さんへのインタビューを読む
作家 柴崎友香さん特別インタビュー。時のなかで降り積もる土地の記憶を見つめ続けて
芥川賞作家 柴崎友香さんが信じ続ける“小説の可能性”。特別ロングインタビュー

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『家庭画報』2020年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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