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350年の歴史が物語るラグジュアリーを体感。伯爵家が住まう館で優雅なときを楽しむ

2020.09.03

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園芸大国スコットランドの邸宅ガーデン 麗しき夏の庭 第3回(最終回) ゴルフのメジャー選手権「The Open」の発祥の地として知られるスコットランドのセント・アンドリュース。そのすぐ南にある「カンボ・カントリーハウス&エステート」は、1668年から350年以上にわたりアースキン家に受け継がれ、現在も伯爵の称号を有するご一家が暮らしています。壮麗な館の周りには、1200エーカーにも及ぶ広大な土地が広がります。そして2017年には何年もの準備期間を経て、カンボ・ガーデンズが公開されました。壁に囲まれた秘密の花園はミラクルワールド。歩を進めれば、次々と魅力的な景色が現れる、麗しき夏の庭をご案内しましょう。前回の記事はこちら>>
カンボ・カントリーハウス&エステート 本館にあるレセプションルーム

本館にあるレセプションルーム。つややかな木製のフレームに組み込まれた暖炉は、冬季には欠かせない現役の暖房器具。やわらかな色彩のファブリックで統一された空間が、ゲストを優しく包み込む。さまざまなパーティなどに、貸し切りで使われている。

350年の歴史が物語るラグジュアリーを体感
伯爵家が住まう館で優雅なときを楽しむ


イギリスには、かつて王侯貴族が暮らした館「マナーハウス」が、点在しています。貴族階級が栄華を極めた大英帝国時代、館では毎夜のように名士が集い、華麗なるパーティが開かれていました。


そんな黄金時代の終焉とともに、多くの貴族が土地も館も手放しましたが、取り壊されるばかりではなく、跡を継いだ人が改修を重ね、宿泊施設などに転用して存続されているものも多くあり、世界中の観光客から人気を集めています。

カンボ・カントリーハウス&エステート

頑強な石造りの館は、中央が本館で左右のウイングにゲストルームが配置されている。

この「カンボ・カントリーハウス&エステート」も、歴史あるマナーハウスのひとつですが、珍しいのは1668年以来、ずっと変わらず、伯爵の称号を持つアースキン家が管理し続けてること。一度は火災で焼失したものの、その後に再建された館は以前にも増して広く美しいといわれています。

カンボ・カントリーハウス&エステートの階段

この館は地元の人にはウェディングの会場としても大変人気があり、パーティが開催される日には階段まで美しく花々が飾られる。

頑強な石造りの館の中に入ると、そこにはかつて貴族が優雅に暮らした名残が色濃くあり、一瞬、時代を遡ったような感覚に包まれます。

カンボ・カントリーハウス&エステートのボールルーム

大きな窓から庭や森が望めるレセプションルームは、かつて舞踏会が開催されたスペースで、ボールルームと呼ばれている。青い壁と赤いソファの対比が優雅で美しい。こちらも貸し切りで利用可能。

細やかな装飾が施された木製の家具類や、美しいファブリックのソファなど、優美でありながらも派手すぎず、落ち着いた空間なのは、イギリスの伝統的な室内装飾スタイル「ヴィクトリアン調」を基本としているから。

ゴシックやバロックなど、過去の装飾様式を取り入れながらも、イギリスならではの堅実さや実用性を兼ね備えていて、訪れた誰をもリラックスさせてくれます。まるで当主のアースキン夫妻に招かれたような優雅な時間が楽しめます。

カンボ・カントリーハウス&エステートの廊下

廊下にはここで暮らした歴代当主の肖像画が掛けられ、長い歴史が偲ばれる。
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