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間質性膀胱炎の治療として期待される「食事療法」生活指導で症状のコントロールを

2020.08.07

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尿が膀胱を攻撃しないよう食事で刺激の弱い尿をつくる


症状をコントロールする対症療法のうち、上田先生が力を入れているのは食事療法を中心とした生活指導です。なかでも“膀胱にやさしい尿”をつくることを重視しています。

というのも間質性膀胱炎は自分の尿が間質に染み込んで慢性的な炎症を引き起こす病気だからです。

「刺激の強い酸性尿が炎症の慢性化や膀胱痛の誘発原因になることがわかっているので、自分の尿が膀胱を攻撃しないよう刺激の弱い尿をつくるのです。そのために何よりも大事なのが十分な水分補給です。1日に1500ml程度の水分を水や麦茶、ハーブティーなど刺激の少ない飲み物で摂り、尿が濃くならないようにします」と上田先生は説明します。


同時に尿を酸性化するコーヒー、紅茶、緑茶などカフェインが含まれる飲料、柑橘系のジュース、炭酸飲料、アルコール類は避け、チーズ、ヨーグルト、納豆などの発酵食品も酸性尿をつくるため控えます。

さらに症状を悪化させる高カリウム食品(バナナ、トマト、生野菜など)、香辛料などの刺激物の摂りすぎにも気をつけます。

生活指導で得られた成功体験をセルフケアの気づきにつなげる


「健康増進のために飲んでいるサプリメントが悪化の原因になることもあります。食事療法では看護師が患者さんから食生活の状況を丁寧に聞き取ったうえで食事の内容を見直していきます」。

この効果は高く、同クリニックで治療を受けた患者360人余りを対象に調べたところ、膀胱痛や膀胱不快感などの自覚症状が軽快するだけでなく、内視鏡で膀胱の状態を確認してみると発赤粘膜などの病変も改善していました。

「喫煙も症状を悪化させる一因となります。これらの習慣を含め日常のセルフケアを継続してしっかり行っていくと膀胱にとってよくない行為が自分でわかるようになります。そのためには看護師の生活指導を通して“こうすると楽になる”という成功体験を患者さん自身に積み重ねてもらうことが大切です」
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