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榛名山の西麓で無農薬・無化学肥料で作られる食用ほおずき「ケープグーズベリー」

2017.05.16

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都道府県のスペシャリテ 「群馬県」

[caption id="attachment_814" align="alignnone" width="450"] 南米が原産のケープグーズベリー。レストランからのニーズも高い。[/caption]

ビタミンや鉄分が豊富に含まれ、機能性野菜、健康維持食品として注目を集めている食用ほおずき「ケープグーズベリー」。南国フルーツを思わせるエキゾチックな香りと、心地よく溶け合う甘みと酸味、そのおいしさもあって女性を中心に人気です。

 


[caption id="attachment_815" align="alignnone" width="450"] 群馬県高崎市に移住し、無農薬・無化学肥料の露地栽培での農業を始めて7年目。「記憶に残る野菜づくり」を目指して日々奮闘する森夫妻。[/caption]

このケープグーズベリーを熱い志をもって栽培する若いご夫妻に出会いました。群馬県高崎市、榛名山の西麓に位置する標高600~900メートルの倉渕地区で無農薬・無化学肥料の露地栽培に取り組む森 清和さん、有理さんご夫妻。お二人とも東京での異業種からの就農かつ移住組です。
[caption id="attachment_816" align="alignnone" width="670"] 大粒の18粒が入ったギフトボックスは3240円。ほかパックでの販売も。[/caption]

「ここ倉渕地区を拠点に、農薬や化学肥料に頼らない農業を事業として運営するためのノウハウなど〝現実的な就農〞を支援するシステムを展開する『くらぶち草の会』に出会ったのが群馬を選んだ大きなきっかけです。利根川水系の清らかな水や昔ながらの農村風景が広がる環境も私たちが目指す農業を実現するのにぴったりでした」と清和さん。高地で農業を営む自分たちらしさを出そうと始めたのが標高700メートル以上が適しているケープグーズベリーの栽培です。
[caption id="attachment_817" align="alignnone" width="670"] セミドライはチーズやナッツとともにワインのおつまみにもぴったり。 発信力を高めるにはデザインも必要と、デザイナーに森農園のロゴやパッケージ等のデザインを依頼。その甲斐あってギフト用としてのニーズも高まりつつあります。ご夫妻の誠実な思いが詰まった黄金色の実が熟すのは9月中旬頃から。[/caption]

[caption id="attachment_818" align="alignnone" width="642"] 40度前後で34時間ほどかけて水分を取り除いたセミドライのケープグーズベリー。 酵素やビタミン、有用菌、風味、色合いもキープ、もちろん無添加、無着色。左の箱入り35グラム800円、右は15グラム300円。 人気商品のため今季はほぼ完売状態で秋以降の出荷を予定。以上の価格はすべて税込み。[/caption]

「試行錯誤を重ね、商品として出せるようになったのは2年前からです。旬は秋ですが、それ以外の季節も楽しんでいただけるようセミドライ加工にもチャレンジしました。華やかで深みのある独特の風味をより楽しんでいただけると思います」。
●森農園
FAX:027(378)2382
注文はファックスで受け付け、出荷は9月中旬以降。
●『家庭画報』2017年6月号掲載 この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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