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夏のガーデニング、注意すべきポイントは?鉢の置き場・水やり・留守中の対策など

2020.06.11

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2. 水やりはどうする?


水やりのタイミングは表面の土が乾いたら、が基本。やりすぎると過湿になって根腐れしやすくなります。

庭の場合は、雨も降るので毎日の水やりは必要ありません。鉢植えをベランダやテラスに置く場合は、屋根があって雨が当たらなければ、真夏は毎日水やりしたほうがよいでしょう。


気をつけたいのは水やりをする時間帯です。昼間の気温が高い時間帯に行うと、葉や花びらにたまった水滴がレンズのようになって日差しを集めてしまい、その結果、水の温度が上がって花や葉が傷むことがあります。

水やりは朝の早い時間、または夕方の日が沈んだあとにやるのがおすすめです。

また、庭にホースで水をまく場合、ホースの中に残った水がお湯のようになっていることがあるので、冷たい水が出るまでしばらく放水してから植物にかけるようにしてください。

3. 旅行で留守にするときにはどうする?


庭の場合は、旅行直前にいつもより少し多く水をまいておきます。

鉢植えの場合は、洗面器のように少し深さのある容器に鉢を入れ、鉢の深さの1/3くらいまで水を注ぎます。タライのような大きな容器であれば、2、3鉢一緒に入れてもかまいません。4日間くらいなら、この方法で植物を枯らさずにすむと思います。

長く留守にする場合は、庭の場合はタイマー付きの自動灌水機があると便利です。鉢植えの場合も、地面に差し込んで少しずつ水が土にしみ込むように工夫された給水ツールが出回っています。

2019年の夏、10日くらい旅行に出ていて、実際にこの給水ツールを室内の観葉植物に利用してみましたが、それなりの効果はありました。

ベランダの鉢植えは、底水に浸す方法で元気をキープできました。

旅行の間に大切に育てていた花を枯らしてしまうのは、とても悲しいこと。手間がかかっても水やり対策をしておくことをおすすめします。


ペットボトルに入れた管から水を吸い上げ、土に挿した注ぎ口から自然に水が少しずつしみ込む仕組みの給水ツール。注ぎ口の中に水がないと自然に吸水しないので、使用の前に注ぎ口を水の中に浸してから使うように気をつけて。

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。現在は、種苗会社の会員向け月刊誌のほか、園芸雑誌などの編集に携わる。
写真/横田秀樹
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