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川で遊び、森でくつろぐ。究極のグランピングを楽しめる鹿児島のリゾート

2020.06.02

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新しいアウトドアの形 注目のグランピング 第2回(全5回) グランピング(glamping)とはグラマラス(glamorous=魅惑的な)とキャンピング(camping)を合わせた造語で、自然の豊かさを肌で感じながら、快適な部屋に宿泊する新しいリゾート旅のスタイルのことをいいます。その起源は古く、17世紀に英国の貴族たちが狩猟を目的に訪れたアフリカで設営した、豪華なテントともいわれています。日本国内にも数多くの施設ができる中で、家庭画報本誌が考えるグランピングとは、食事やアクティビティは屋外で楽しみ、宿泊は快適な設備の整ったラグジュアリーなホテルで、というスタイル。島、川、海、森、4つのロケーション別に厳選した国内のグランピングと、手つかずの大自然や絶景が楽しめる海外のグランピングへご案内します。前回の記事はこちら>> ※以下の記事は、『家庭画報』2020年6月号取材当時の情報です。営業時間等は変更となっている場合もありますので、最新の営業状況等はお店の公式ホームページ等でお確かめください。

【川のグランピング】
川で遊び、森でくつろぐ。
グランピングの極めつき
──天空の森 TENKU(鹿児島県・霧島市)


天空の森


天降(あもり)川の上流、石坂川でのグランピングは映画のひとこまのよう。シェフをはじめ、スタッフ総出でおもてなし。川の中や川べりに置かれたクヌギのトーチから上がる炎も雰囲気を盛り上げる。

清流の中でいただく作りたての鹿児島キュイジーヌ


サラダとパエリア
右・山で見つけた野草や自作の野菜をサラダ仕立てに。摘みたてならば、たとえ薹(とう)が立っていても柔らかく、その瞬間だけのおいしさもあるという。左・アウトドアクッキングには欠かせないダッチオーブンで仕上げた「鹿児島産のアサリと真鯛のアクアパッツァ」(手前)、「黒豚、水イカ、小松菜のパエリア」(奥)。

夕方の陽射しを受けて、きらきらと光る川の縁台にととのえられた食卓。川べりではシェフが自慢の鶏肉をグリルし、ソムリエがウェルカムドリンクを用意しています。

ウエルカムドリンク

食前酒は棚田を見下ろす森の木陰で、自家製がまずみリキュールのカクテルを。

すべてが今日のゲストをもてなすためだけに用意された、「天空の森」の“川のグランピング”。

これは、手つかずの自然豊かな山を丸ごと敷地として持つ宿だからこそできる贅沢です。

宿泊コテージから送迎オープンカーで丘を越え、森を抜け、川のほとりへ。せせらぎを足もとに感じる、マイナスイオンいっぱいの食卓には、地元、鹿児島の幸に満ちた心尽くしの料理が待っています。

天空の森

右・トーチを囲む丸太チェアでは食後のお茶なども。敷地内での移動は、オープンカーにお任せ。左・ドリンクコーナーの手前にある木に吊るされたグラスを銘々が取り、テーブルへ。

自家菜園の無農薬野菜や野の草花、近隣の農場でのびのびと育った鶏や黒豚──。

その日その季節の実りをぎゅっと閉じ込めた料理は、まさに一期一会。大自然の中でいただくと、さらに瑞々しさを増すようです。

牛ハラミの炭火焼

「天然鰻、牛ハラミの炭火焼き」(手前)、「鹿児島産黒豚ハムの盛り合わせ」(奥)。自家製柑橘のジントニックと合わせてさっぱりといただく。

マシュマロ

食後には、トーチの炎であぶったマシュマロをいただく。木々を上手に使った素朴なディスプレイにも心が弾む。

霧島連山を望む丘で迎える、静寂の朝


天空の森

敷地内で最も標高の高い丘からは霧島連山が一望できる。スタッフが手作りしたテーブルや椅子もまた味わい深い。

山桜に囲まれた谷に、昔ながらの棚田。池には鴨が遊び、渓流にはハヤの姿も見られます。

広大な敷地を有し、その中にあるコテージはわずか3棟という「天空の森」は、オーナーの田島健夫さんが「素顔の自分に戻れる場所を」との想いから作り上げた唯一無二の宿です。

プールや温泉も併設されたコテージは、見晴らしがよく、信じられないほどの開放感。

ブーアの森

ランチもオプションでオーダー可能。黒毛和牛のカレーと炊きたてご飯、ハーブティーと、どれも香り豊か。この「ブーアの森」と名づけられた一角には、お昼寝用のソファや温泉もある。

のんびりと森を散策すれば、思いがけない自然からの贈り物に出会えるかもしれません。

そうして見つけたお気に入りの場所で、朝食やティータイムが楽しめるのもこの宿の魅力。

バーガー

鶏肉のパテをはさんだ特製バーガー、野菜のコンソメ、手作りのヨーグルトなど、体に優しいメニューの朝食。

たとえば、川でディナーを楽しんだ翌日は、小高い丘の上で朝のひとときを迎えてみてはいかがでしょうか。

穏やかな風に吹かれながら、椎の大木の下で朝食を。朝日に輝く高千穂峰や霧島連山が、始まったばかりの一日を祝福してくれるかのようです。

ベッドルーム

3棟あるコテージは造りが異なるが、すべてリビングとベッドルームが分かれている。温泉はどの棟にもある。

ヴィラ天空

かつての馬小屋をイメージしたという「ヴィラ天空」。リビングからもテラスからも霧島連山が望める。

●天空の森 TENKU
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田市来迫3389
TEL:0995(76)0777
HP:https://tenku-jp.com
「家庭画報オリジナルグランピングプラン」:ディナーは特別に設けられた川辺でのダイニングで。その日の最高な場所にて朝食を提供。「ヴィラ天空」そして「ヴィラ花散る里」を2名利用で1泊2食付き80万円~。6名までの対応が可能。2020年5月1日~8月31日の特別限定プラン。1週間前までに要予約。献立は変更になる場合があります。また天候などの事情により、ご希望に沿えない場合があります。詳細はお電話でご相談ください。
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/久間昌史 取材・文/露木朋子

『家庭画報』2020年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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