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【病院長インタビュー】死因トップのがんの征圧に挑み続ける「国立がん研究センター中央病院」

2020.03.24

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ここがすごい!
国立がん研究センター中央病院 注目すべき3つのポイント


1.日本で最初にパネル検査を開発
がんの組織を用いて多数の遺伝子を同時に調べられる「がん遺伝子パネル検査」。この検査で遺伝子変異が見つかれば、それに対応した治療薬が使われます。日本では同院が最初にこの検査を開発し、2019年には保険診療として認められました。

2.世界屈指のIVRセンターを保有

IVR(画像下治療)においては世界屈指の技術力を誇り、米国のMDアンダーソンがんセンターと肩を並べるほどです。低侵襲のため、体への負担が少なく、高齢者も安心して受けられるうえに治療効果がすぐに表れるのも大きな特徴の一つです。

3.患者の少ないがんにも光をあてる
人口10万人あたり6人未満に発症する、まれながんのことを「希少がん」といいます。院内に2014年に設立された希少がんセンターでは、患者数が少なくても最新・最適な治療が受けられるように希少がんの研究や治療法開発に鋭意取り組んでいます。

希少がんホットライン

〔「希少がんホットライン」で患者・家族の情報収集を支援〕まれながんに罹患した患者・家族の電話相談に専従看護師が無料で応じる「希少がんホットライン」は、暗闇を明るく照らす灯台のような存在。




名医の素顔にフォーカス


国立がん研究センター中央病院 病院長 西田俊朗先生国立がん研究センター中央病院 病院長 西田俊朗先生

Q 趣味は?

絵画鑑賞。油絵や水墨画を好み、お気に入りの画家はクロード・モネです。印象派らしいふんわりとしたタッチに惹かれます。

大阪から単身赴任中ですが、東京に住んでよかったのは美術館が多いこと。現在も月に2回は、さまざまな美術館に足を運んでいます。

Q 医師を目指した理由は?

子どもの頃から絵を描くのが好きで、画家になる誘いを受けたこともありました。しかし、芸術家で食べていくのは難しいと考え、手に職をつけるために医学部に進学しました。

この道を選んだのは理系が得意で高校の友人に医師の子弟が多く、母が保健師だったことも影響しています。

内科志望でしたが、教授とやり合って外科に転向しました。医者人生、行きあたりばったり(笑)だったものの、振り返るとよかったと思えることが多いです。

唯一の後悔は、仕事に追われて3人の子どもたちと遊ぶ時間がほとんど取れなかったこと。それで今は孫と過ごす時間も大切にしています。

Q モットーは?

公私の態度を一致させ、いつも「自分らしくある」ことを心がけてきました。病院長として日々さまざまなかたとお会いするようになった今、このモットーを守ることにいっそう努めています。

国立がん研究センター中央病院

Information

国立がん研究センター中央病院

東京都中央区築地5-1-1

  • ■受診について 予約制。受診を希望する場合は、かかりつけ医などによる紹介状(診療情報提供書)が必要。受診の詳細については、病院のHP「受診・相談案内/初診予約のご案内」をご覧ください。
取材・文/渡辺千鶴 撮影/八田政玄

『家庭画報』2020年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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