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【病院長インタビュー】死因トップのがんの征圧に挑み続ける「国立がん研究センター中央病院」

2020.03.24

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成人の6割以上が治る時代。“よりよく治す”ことにも注力


さらに注力しているのが体に負担の少ない低侵襲の治療法を開発することです。なかでもX線やCTなどの画像診断と治療を組み合わせたIVR(画像下治療)と内視鏡治療は世界屈指の技術力を誇ります。

「画像下治療」に取り組み、低侵襲治療を開発

〔世界に先駆け「画像下治療」に取り組み、低侵襲治療を開発〕IVRではX線透視やCT画像で臓器や腫瘍の位置などを確認しながら、カテーテルや針を使い確実かつ安全に治療を行う。


「早期がんで着実に成果を上げており、今後はこれらの技術を組み合わせ、進行がんにも拡大していきたい」と西田先生は意欲的です。

一方、成人では6割以上、小児では8割以上が治る時代となり、合併症や後遺症を減らしてよりよく治すこと、がん経験者に対する社会的支援などもいっそう必要とされています。

こうした観点から支持療法(がんそのものに伴う症状や治療による副作用への予防・軽減策)の開発やサポート体制づくりにも熱心に取り組んでいます。

アピアランス支援センター

〔外見の悩みに寄り添い、日常生活を支える「アピアランス支援センター」〕がんや治療による外見の変化に対処し、患者が自分らしく生活できるよう支える。1階にあるセンターで話を聞くだけで安心する患者も多い。

「看護師、薬剤師、臨床心理士などの医療スタッフが中心となり、がんにかかっても自分らしく安心して暮らしていけるよう全力で支えています」。

また、がんを征圧するうえで予防も重視しており、検診だけでなく、がん研究センターに併設されている「社会と健康研究センター」と連携し、がんになる遺伝子変異を防ぐ生活習慣のエビデンスづくりにも挑戦したいそうです。

国立がん研究センター中央病院は、がん医療におけるフラッグシップホスピタルとして、これからも新たなイノベーションを巻き起こしていくことでしょう。
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