エンターテインメント

主人公に影響を与える女性を渡辺真起子さんが演じる映画『37 セカンズ』

2020.02.06

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渡辺真起子

本作と映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』への出演で、「社会のシステムみたいなものは少し学べたかもしれないですね」。

障害があってもなくても、どんな仕事をしていても、皆同じ人間


「障害があろうがなかろうが、あなた次第よ」。本作もこの舞の言葉どおり、描いているのは旅立ちの一歩であり、ユマが障害を抱えている、いないではありません。


「みんながかつて踏み出した一歩と同じだと思うんですよ。それに、これはお母さんの物語でもあって。だから、あまり構えないで観ていただければ。たとえ家族であっても、他者を認めていくというのは、そんなに簡単なことではないですよね。でも、それができたときに、世界と向き合えたりするんじゃないかなと思います」

そう話したあとに、自身が演じた舞が風俗嬢であることに触れ、「そこも本当は面白いところなんですけど。難しいですよね」。だから、本作についてインタビューを受けるのが「私でいいんですか?っていう……」と渡辺さん。いいのです。車椅子に乗っていても、自分の足で歩いていても、風俗業で働いていても、一般企業に勤めていても、皆同じ人間です。

「そうなんです。変わらないのに、生きづらさがある。だけど、誰かがとても必要だと思ってくれていて。その体験をすることで他者を確認する、つまり自分の存在を肯定できる人がいるかもしれない。舞はそう思ってるんじゃないかな。ただ、私の中にも偏見がないわけじゃなくて。でも、なくそうとまず思うことが大切なのかなと思います」

渡辺真起子/Makiko Watanabe

俳優
1968年9月14日生まれ、東京都出身。モデルを経て、88年に映画『バカヤロー!私、怒ってます』で俳優デビュー。活躍の場は多岐にわたる。公開中の映画『風の電話』、ドラマ『乃木坂シネマズ〜STORY of 46〜』第10話、土曜ドラマ『総務部長はトランスジェンダー』(3月21日放送)、3月20日全国公開(富山県のみ2月28日に先行公開)の映画『もみの家』に出演。


『37セカンズ』


監督・脚本:HIKARI
出演:佳山 明 神野三鈴 大東駿介 渡辺真起子 熊篠慶彦 萩原みのり 宇野祥平 芋生 悠 渋川清彦 奥野瑛太 石橋静河 尾美としのり/板谷由夏
配給:エレファント・ハウス ラビットハウス

2月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー

公式サイト http://37seconds.jp

Ⓒ37 Seconds filmpartners
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