成田 凌さんが、語り継がれるべき名作『カツベン！』で映画初主演！

弁士は「作品のすべてを理解して演じる、説明する。説明しようとすると行動も伴うんです。だから、役者でもあるのかなと思います」。

何年かに1本出る、語り継がれる作品がこれ！　見逃さないほうがいい

本作の撮影で一番大変だったのは、「竹中（直人）さんとのお芝居で笑わないようにすること」だったという成田さん。「予告で使われている竹中さんのセリフは全部アドリブなんですよ。僕もやりたかった、いろいろ（笑）。でも、基本的に受ける側だったので、我慢していました」と明かし、「いろいろ決めて行ったところで周りの人が何をするかわからないから、何をしようとか考えず、なるべく頭はすっからかんにして現場に行っていました。気が楽なようで一番怖い状態ですけどね。でも、いろんなものに流されて、みんなに翻弄されているような役だったので、何も考えないでそこにいる人の様子を見て演じていました」と撮影を振り返りました。

そうして完成した作品は「みんなが魅力的で本当に楽しい映画」だと成田さん。


「ずっと語り継がれる映画が何年かに1本、あると思うんですけど、これがそれだと思うので、見逃さないほうがいいです。この間、試写会に子供がいたんですけど、“面白かった”って言ってたのがすごくうれしくて。子供にも観てほしいんです。もちろんお母さんも、そのまた上の世代の人も。活弁が全盛期だった時代に生きていた人たちはいないと思うんですけど、ドタバタしてる雰囲気はなんだか懐かしいと思うんですよね。懐かしくもあり、新しくも感じられる作品なので、年末年始に家族みんなで楽しむのにはちょうどいいと思います」