驚嘆の実話が映画に『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』

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19世紀末のフランス南東部。郵便配達員のシュヴァルは新たな配達先の村で出会った未亡人フィロメーヌと結婚、娘のアリスが誕生する。


人づきあいが苦手で、自分の娘とさえどう接すればよいか戸惑う彼だったが、配達中のある出来事を機に、自然の石で巨大な宮殿をつくることを思いつき......。

毎日32キロ歩く傍ら、娘のために33年の歳月をかけて独りで作業を続けた寡黙なシュヴァルの挑戦と信念。その末に完成した夢の宮殿だけでなく、オートリーヴ村の風景の美しさも印象に残る。