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“糖質制限”でもフレンチのフルコースが楽しめる!山田 悟先生監修の特別ランチ会

2019.12.04

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【第2部】 北里大学北里研究所病院にて特別講話




予防医学デーフェスティバルの会場の一つであるソフィアプラザには、ゆるやかな糖質制限食の実践を応援する企業のブースが並び、近隣住民を中心に大勢の人で賑わった。

ランチの後は記念シンポジウムへ


「ルカンケ」でのランチを終えると、参加者は専用車に乗って予防医学デーフェスティバルの会場である北里大学北里研究所病院へと向かい、大村記念ホールで行われた記念シンポジウムに参加しました。




満席で立ち見が出るほどの聴衆であふれた大村記念ホール。会場に入りきれず、講演を聞き逃した人も。

基調講演者は、行動する知性派または教育者として国際的に知られるアドベンチャー・スキーヤーの三浦雄一郎さん。御年87歳とは思えない若々しさです。2013年に80歳で3度目のエベレスト登頂に成功(世界最高年齢記録を更新)した際の記録映像が流れた後、三浦さんの講演が始まりました。



●みうら・ゆういちろう/1932年青森市生まれ。70年、エベレスト・サウスコル8000m世界最高地点スキー滑降(ギネス認定)を成し遂げ、その記録映画『The Man Who Skied Down Everest』はアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞。

三浦さんの告白に驚きの声が


「60歳半ばで生活習慣病のデパートのような状態になり、医者からは何もしなければ余命3年といわれたのです」という三浦さんの告白に会場から驚きの声が。そして、99歳でモンブラン氷河の滑降に成功した山岳スキーヤーの父・三浦敬三さんに触発され、「65歳のときに70歳でエベレスト登頂を果たすという目標を立てた」というエピソードが紹介されました。さらに、エベレスト登頂に向け、どのように生活を改めて体調を回復させ、準備を進めていったのかということが詳細に語られました。「できることから一歩ずつ、目標を持って行動すること。それが僕のアンチエイジングです」と三浦さん。決して平坦ではなかった、その道のりを聞き、会場の参加者たちは大きな勇気と希望をもらったようです。


山田先生が「ロカボ」を詳しく解説


三浦さんの基調講演に続き、北里大学北里研究所病院の医師たちによる講演が行われました。トップバッターは山田先生(糖尿病センター長)で、テーマは「ロカボについて」。講演は食後高血糖が万病のもとになるメカニズムについての解説から始まりました。

脳卒中、心臓病、がんなどのリスクが高まる「メタボリックシンドローム」の起点は肥満とされていますが、山田先生によると最新の研究から肥満を起こす原因として糖質の過剰摂取があることがわかってきたといいます。

「糖質を過剰摂取すると食後高血糖を呈すると同時に、その後の急峻な血糖降下を生み、それによって多くの人の脳では飢餓感を覚え、どんどん食べてしまって肥満になるのです」と山田先生。この食後高血糖を契機として、さまざまな疾病がドミノ倒しのようにして発症するという流れが、食後高血糖が万病のもとになるといわれる所以です。



無料診断・健康チェックのブースに出展した「ココカラファイン」では、血糖自己測定の体験も。専用針で指先を穿刺し、簡易血糖測定器に血液を吸わせると数秒で血糖値が測れる。

高血糖の解決には「ゆるやかな糖質制限食」を


そこで、高血糖の解決策として注目したいのが、山田先生が提唱する“ゆるやかな糖質制限食”です。米国糖尿病学会は2019年、最も効果の高い治療食として糖質制限食を推奨するようになりました。「ゆるやかな糖質制限食では糖質をゼロにする必要はありません。1食あたりの糖質量を20~40gにすればよく、また食後血糖値の上昇を抑えてくれるたんぱく質、脂質、食物繊維はカロリーを気にせず、おなかいっぱい食べてください。1日10gまでの糖質量なら、お菓子は積極的に食べてください」と、山田先生はゆるやかな糖質制限食のポイントを示します。そして「人生100年時代だからこそ、病気になってから守りに入るのではなく、攻めの予防医学が重要です。誰でもすぐに取り組める食事から始めましょう」と山田先生は会場の参加者たちに呼びかけました。



「パティスリーピエス」特製の低糖質チーズケーキ「じゅわり」。砂糖を低糖質甘味料に変更し、糖質量を抑える工夫を。低糖質とは気づかない濃厚な味わい。1本あたりの糖質量は、プレーン4.5g、ショコラ5.9g。東京都港区白金5-12-17 三福ビル1階 電話03-6338-9232

「パティスリーピエス」の低糖質チーズケーキをお土産に


山田先生の講演に続き、猪又孝元先生(循環器内科部長)による「隠れ心不全について」、日方智宏先生(脊椎センター長)による「腰痛について」の講演もあり、盛りだくさんの内容に参加者たちは大満足の様子。記念シンポジウム終了後は、イベントのお土産として山田先生監修の低糖質チーズケーキ「じゅわり」が配られ、その場で流れ解散となりました。しかし、多くの人は会場に残り、無料の診断・健康チェックを受けたり、低糖質食品を取り扱っている企業ブースを回ったりしながら時間を過ごし、充実した休日となったようです。

※今回ご紹介した、“低糖質”特別ランチコースの詳細は、以下のインフォメーションとフォトギャラリーをご覧ください。

Information

山田 悟先生×「ルカンケ」の“低糖質”特別ランチコース


今回の記事でご紹介したランチコースは、「ルカンケ」でお楽しみいただくことができます。詳細はお電話にてお問い合わせください。

ルカンケ


東京都港区白金台5-17-11
電話 03-5422-8099
定休日 月曜(祝日の場合は営業、翌火曜休)、ほか月2回不定休 ※年内の営業は12月25日(水)まで。2020年の営業は1月7日(火)ディナーから。
https://requinquer.jp

「“低糖質”特別ランチコース」全8品5000円(税・サ別)。お電話にて3日前までに要予約。※12月22~25日はクリスマスメニューのため予約不可。
※予約状況によってご希望に添えない場合があります。食材の仕入れ状況により、料理の内容は一部変更となります。
山田 悟先生の記事をもっと読む>>> 撮影/西山 航、武蔵俊介(ともに世界文化社) 取材・文/渡辺千鶴 表示価格は税抜きです。
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