エンターテインメント

ソン・シンイン監督が『幸福路のチー』で描いた物語に世界中が共感

2019.11.28

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異なった背景はあっても、持っている“思い”は変わらない


本作は、世界中の異なる文化を持つ観客から、「自分たちの物語だ」と共感を呼んでいます。その反響を受けて、「意外ではありましたけれども、どの国の人でも“思い”は同じなんだなと思いました」とソン監督。

「例えば、家族への思い、幼い頃から持っていた夢とか希望……。そういうものが皆さんの共感を得たのではないかと思います。そのことについて、私は自信を持っていました。でも、共感を狙っていたわけではなくて、いいストーリーを作りたかっただけなんです。ただ、自分の作品を作っているときは、“こういうふうに表現してわかるかどうか”という、観客の視点で観ることを心がけていました」

「人間は真空状態にあるわけではないので、それぞれの国の社会的な背景は、必ず何かの形でその国の人に影響を与えていると思います」と言うソン監督。でも、異なった背景を持つ様々な国の人々が共感できる、それと同様の例としてソン監督は、日本の連続テレビ小説をあげました。


「私は日本の朝ドラがとても好きで。よく描かれるのは、戦時中を一生懸命生き抜くとか、家族にいろいろなことがあるとか。それを私はとても共感を持って観ています。日本の歴史をわからなくても共感できる。本作が共感できるのも、同じことだと思います」


若いスタッフたちにも、連続テレビ小説をすすめているというソン監督は、『あさが来た』と『ごちそうさん』が特に好きだという。
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