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あらゆる甲状腺疾患にワンストップで対応。大学病院としては日本初の「甲状腺センター」

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あらゆる甲状腺疾患にワンストップで対応。大学病院としては日本初の「甲状腺センター」

2019.11.28

侵襲の少ない甲状腺ラジオ波治療は治療による心身の負担軽減にも貢献

甲状腺ラジオ波治療とは、高周波によって発生させた熱でしこりを焼き潰す治療法で、ラジオ波焼灼術とも呼ばれます。

日本では肝臓がんの治療法の1つとして健康保険が適用され、広く普及しています。

「肝臓の場合は大きな針で患部を一度に焼き潰しますが、甲状腺では声帯の神経などに影響が出ないよう患部を少しずつ焼き潰す技術が求められます」。

それでも500例を超える治療実績がある同センターでは施術にかかる時間は約30分と短く、ほとんどは局所麻酔で治療可能です。

甲状腺良性腫瘍を中心に甲状腺ラジオ波治療を実施

治療の対象となるのは甲状腺良性腫瘍、びまん性甲状腺腫、微小乳頭がん（甲状腺がん）です。

「他院では手術対象となる3～4センチ程度の甲状腺良性腫瘍にも対応します。低リスクの微小乳頭がんに関しては経過観察が推奨されているものの、若年者や石灰化を伴わない場合は早期に増大することも報告されていますので、ラジオ波治療の適応疾患の1つと考えています」。

患者の要望をよく聞いたうえで合意形成することを診療の原則に

そして、複数の治療法を選択できる環境を提供しているからこそ、福成先生は各治療法の説明を丁寧に行い、患者との話し合いに時間をかけることを重視しています。

「5000件余りの手術を行い、患者さんとの大きなトラブルが1件もないのが私の自慢です。患者さんの要望をよく聞き、合意形成することを診療の原則に、これからも信頼関係を大切にした甲状腺治療に取り組んでいきます」。

Information

昭和大学横浜市北部病院

神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央35-1

TEL	045（949）7000（代表）

http://www.showa-u.ac.jp/SUHY/

昭和大学横浜市北部病院甲状腺センター〔主なスタッフ〕外科医6名　内科医3名（非常勤を含む）　病理診断医2名（兼務）　臨床検査技師1名〔主な連携先〕耳鼻咽喉科、放射線科、眼科、産婦人科、地域の医療機関受診を希望する場合は、かかりつけ医などによる紹介状（紹介元の診療科は問わない）があるほうが望ましい。紹介状がない場合は、診療費以外に選定療養費として5500円の実費がかかる。受診の詳細については病院のHP「初めて受診される方」をご覧ください。受診の詳細はこちら＞＞〔費用〕保険診療（患者負担1～3割）※甲状腺ラジオ波治療は自費診療（約30万～40万円） ●甲状腺ラジオ波治療の詳細について知りたい場合は、以下のサイトをご確認ください。昭和大学横浜市北部病院外科系診療センター外科「ラジオ波治療のご紹介」 http://showa-hokubugeka.org/rfa.html
【参考情報】 ●甲状腺の専門医・専門医療機関を探したいとき日本甲状腺学会では、認定専門医（684名）と認定専門医施設（222医療機関）の名簿を、日本内分泌外科学会では、専門医（346名）と認定施設（140医療機関）の名簿を、学会のHPで公開している。日本甲状腺学会「認定専門医名簿」 http://www.japanthyroid.jp/public/specialist/map.html 同上「認定専門医施設名簿」 http://www.japanthyroid.jp/public/facilities/map.html 日本内分泌外科学会「専門医・名誉専門医・登録認定医一覧」 http://jaes.umin.jp/pdf/senmon_ichiran_2019.pdf 同上「認定・関連施設一覧」 http://jaes.umin.jp/pdf/shisetsu_ichiran_2019allv2.pdf