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美味手帖

美味なり日本の米。個性豊かなブランド米を食のプロがテイスティングしました

2019.09.24

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【食べ比べての結論!】
冷めたときに個性が際立つのは——


おにぎり

●里山のつぶ(福島)
●ひゃくまん穀(石川)

●だて正夢(宮城)
●雪若丸(山形)
●よさ恋美人(高知)


次に、お米の味をじっくり味わうことができる、冷やご飯。弾力や粘りなどの食感が、冷めてどう落ち着くかにも注目です。

里山のつぶは、その名のとおり、米粒の大きさが特徴のお米。

「時間をおいたほうがうまみが増すようです。食感にもまとまりが出ます」と奥田さん。粒の大きさと相まって、食べごたえのある印象を作ります。

ひゃくまん穀は、炊きたてのうまみ、甘み、粘りの豊かさでも注目を集めましたが、時間が経つとさらに際立つという意見が多数。

「冷えたときの独特の甘みが印象的」と、久保さん。「お弁当やおにぎりで楽しみたい味です」と話します。

小池さんが「冷めても力が落ちない。みずみずしい」と評したのが、だて正夢

こちらは、お米の硬さのもとであるアミロースの含有量がひときわ少ない、粘りの強いお米。

「もっちりとした食感が好きなかたにおすすめ。炊きたてでも冷やでも、その魅力が強く出ます」と久保さん。

一方雪若丸は、炊きたてのときの粒が弾けるような食感が、冷やご飯でも生きています。「粘りや甘みが持続。バランスのよさも魅力です」と奥田さんは評します。

齋藤さんは「今回、個人的にいちばんおいしいと思ったのがよさ恋美人の冷やご飯。洋食弁当で、揚げ物やオムレツなど力強い味のおかずと合わせたいですね」と評価。

炊きたての力強さ、甘み、うまみ、もっちり感が冷めてもなくならない、という意見を集めました。

〔特集〕進化した新顔のブランド米を楽しむ 美味なり、日本の「米」(全4回)

撮影/本誌・西山 航 コーディネート/久保香菜子 取材・文/柴田 泉

『家庭画報』2019年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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