これを知ればもっとおいしく淹れられる！日本茶のQ&A

自分好みの茶葉を見つけたら、すてきな茶器で淹れたいもの。写真の青色の釉薬が特徴の茶器は、16代続く京都・宇治の窯元・朝日焼の職人が制作する「河濱清器」で、宝瓶（急須）、煎茶碗2つ、湯冷ましのセット（3万9000円）。茶盆や砂時計、茶托など、デザイン性溢れる道具もプロデュースしており、公式HPで購入可能。

Q お茶を淹れる水はミネラルウォーターがよいのでしょうか？


A 浄水器を通した水道水を使いましょう。

ミネラルウォーターはミネラル（鉱物）というだけあってお茶の味わいに影響を与えます。一般的に硬度の高いものほどお茶の渋みや味を薄くするのでおすすめしません。水道水で十分ですが、浄水器を使って不純物を取り除きましょう。

氷も同様に浄水器を通した水を、においがつかないように蓋付きの製氷皿に入れて作ります。市販されているロック氷を使ってもよいでしょう。

Q 温度計を使わずに、お湯の温度を知る方法はありますか？

A 器に移し替えると、5〜10度下がります。

湯が50度を超えると渋みが出るなど、水・湯の温度によって茶葉の味が変わることは明白ですが、温度計なしに温度を知るのは難しいでしょう。そこで覚えておくと便利なのが、湯は器を移し替えるごとに5～10度下がるということ。

したがって沸騰した湯をやかんから別の器に移すだけで、90～95度になります。その要領で何度か別の器に移すと目指す温度の湯冷ましが作れ、いつでもおいしく淹れられます。