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加納 土監督が『沈没家族 劇場版』で描く、「家族ってなんだろう?」

2019.08.30

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沈没家族で育って大人になった子供たちの今は「悪くない」


過度に沈没家族で育ったことと現在とを結びつけはしないものの、「その場に適応する能力みたいなものは養われた気がします」という加納監督。「毎日、たくさんの人が家に来るっていうときに、自分が気持ちよく、よりよくいられるところを作るっていうのは、適応能力というか、修行しましたよね(笑)」と笑い、加えて「人見知りもしないです」とも。

人見知りの子供が沈没家族に放り込まれたら、大変な思いをするに違いない。穂子さんが加納監督のパーソナリティまで見抜いて、保育人たちと子供を育てるという選択をしたのかはわからないけれど、映画の中で加納監督はめぐさんとこう話しています。

「自分が親としてあそこにいたらと考えると(中略)家庭環境自体が常識から外れてるってなんか、不安もあり開放感もあり、人類として新しいことやってるって気持ちになるんじゃないかな」(めぐさん)


「そんで人類として新しいことをやって、その場で育った子供たちが実験結果どうなったかって、こんな感じだからね」(加納監督)

「悪くないんじゃない(笑)」(めぐさん)

「そう、悪くない(笑)。まあまあ成功してるよ。壮大な人体実験だけど(笑)」(加納監督)

そして、加納監督はその場面を「子供は生まれる家を選べません。それでも、めぐと僕は、あの家族で育った自分たちを肯定しているのがたまらなくほっとしました」というナレーションで締めました。



父と。父は自分を「山くん」と呼ばせ、毎週末会っていた山くんを加納監督は「父というより特に仲のいいおじさんという感覚でした」。
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