きものダイアリー

現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」へ

2016.04.28

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Bettyokoのきもの日記 第5回

四国こんぴら歌舞伎大芝居 夜の部「恋飛脚大和往来 封印切」 

香川県琴平町で、金丸座の愛称で親しまれている劇場「旧金毘羅大芝居」。 天保6(1835)年に総見された、現存する日本最古の芝居小屋です。




昭和60年から毎年行われ、今年で32回を数える「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、 その建物や舞台機構を生かした、人気の公演。 小さな木戸口をくぐると、そこには江戸時代の芝居小屋に タイムスリップしたかのような空間が待っています。



 

竹を格子状に組んだ「ブドウ棚」からは 出演する俳優さんの紋をあしらった提灯が下がり、 一階の客席は畳敷きの枡席になっています。 さらに、電気などなかった江戸時代そのままに、舞台機構の操作も人力で。 地元のボランティアスタッフの方々が、舞台転換に合わせて窓を開閉して明るさを調節したり、 廻り舞台やスッポンも、文字通り"縁の下の力持ち"として 舞台下の奈落で力を合わせ動かしているそう。
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