エンターテインメント

柳家花緑さんが考える、笑いと幸せの関係

2017.09.07

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特技はピアノ。「この1年ほど、ひたすら本の原稿を書いていたので、やっと大好きなピアノがゆっくり弾けます」。 

――しかも、健康にもいい“笑い”を届ける仕事です。 


「そうなんです。本の巻末にも『だじゃれ小噺100連発』を載せたので、実践編のような感じで、最後に笑って、ちょっと幸せな気分になっていただけたら何よりです。若い頃は、5代目柳家小さんの孫だというプレッシャーに、押し潰されそうになったこともありました。もちろん、自分が恵まれていることもわかっていますが、今もプレッシャーは常にあります。『花緑の幸せ入門』という本のタイトル通り、まだ幸せを探している途中の僕ですが、何かしら共感してもらえたら嬉しいです」 

――10月には35回目となる柳家花緑独演会『花緑ごのみ』を開催されますね。 



「今回は“練り直しの会”として、以前に高座にかけたことのあるネタを2題やる予定です。一つは長屋が舞台の『堪忍袋』、もう一つは、志ん朝師匠や志ん生師匠が得意にしていた人情噺『柳田格之進』。しばらくやっていなかったこの2題を、今回どれだけ練り上げられるのか? 苦手だったり、イマイチだったり、無理だと思っていたものを高座にかけて、お客さんが笑ってくれると、本当に嬉しいんですよ。まだまだ課題はたくさんありますが、色々な落語を少しずつでも手の内に入れていきたいなと思います」 


実はダンスと歌も得意で、昨夏は新橋演舞場のミュージカル『狸御殿』に出演。ちなみに兄は、振付家・ダンサーの小林十市さん。 


※サイン入りポラロイドのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。

柳家花緑/Karoku Yanagiya

落語家
1971年、東京都出身。87年に祖父・5代目柳家小さんに入門。89年に二ツ目昇進、94年に戦後最年少の22歳で真打昇進。古典落語はもとより、劇作家などによる新作落語や、洋服に椅子で口演する“同時代落語”にも意欲的に取り組む。テレビ、舞台などで、ナビゲーターや俳優としても活躍する。 
4年かけて書き上げた新書は、全284ページの大作。絶賛発売中。

『花緑の幸せ入門「笑う門には福来たる」のか?~スピリチュアル風味~』


竹書房新書 1200円(税別)

 

ポップな衣装とデザインが楽しい、独演会『花緑ごのみ』のチラシ。口演も楽しみだ。 



柳家花緑独演会『花緑ごのみvol.35』
10月27日19時~、28日13時~ イイノホール
前売り券3500円・当日券4000円(全席指定・税込み)
お問い合わせ/サンライズプロモーション東京 電話0570-00-3337
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