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きものダイアリー

終演後は人形遣いの吉田勘彌さんの楽屋へ。国立劇場小劇場 文楽「通し狂言 一谷嫰軍記」

2016.09.23

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Bettyokoのきもの日記 第14回

国立劇場小劇場 文楽「通し狂言 一谷嫰軍記」 

歌舞伎のお話が続いた、この「きもの日記」ですが、今回は文楽のお話。 東京・国立劇場で上演された「一谷嫰軍記」の通し狂言に行ってきました。 

文楽も歌舞伎も、通常は「見取り狂言」と言って、ロングストーリーの中の人気の場面だけが1~2時間の演目としてショートカット上演されることが多いですが、国立劇場創立50周年の企画ということで、今回は義太夫狂言の名作「一谷嫰軍記」を昼夜を通して上演。二度に分けて、昼の部、夜の部を観劇してきました。 




物語の核となるのは「無官の太夫」と呼ばれる若君、平敦盛。平経盛と藤の方の間に育ちましたが、藤の方が朝廷に仕えていた頃に後白河法王との間にできた子どもでした。 要は源氏方からしてみると、敵である平氏の子ではなく、帝の皇子であるということ。 義経は、家来である熊谷次郎直実に、桜の枝を示し「一枝を切らば一指を切るべし(枝を切った者は指を切るぞ)」と謎をかけます。 熊谷次郎直実と妻の相模は、かつて宮中で思い合っていた頃に藤の局にかばってもらった恩もあり、熊谷は敦盛を救うために我が子を身替わりにする...という悲劇へと、お話は進んでいくのです。 

物語が深まるにつれて、太夫さんの語りや三味線の音も深くなり、それに乗せて舞台の上で繰り広げられる人形たちのお芝居に、涙する観客も少なくありませんでした。
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