きものダイアリー

フレッシュな配色のきもので、若手が大活躍の明治座「五月花形歌舞伎」へ

2017.05.23

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今回の演目は、片岡愛之助さんが家元を務める日本舞踊の流派、楳茂都流に伝わる珍しい「三人連獅子」。舞台は能舞台を思わせるシンプルな「松羽目」ではなく、幕が開くとそこは華やかに牡丹の花が咲き乱れる清涼山。


写真/松竹株式会社

父獅子の片岡愛之助さん、母獅子の中村壱太郎さん、仔獅子の中村種之助さんによる、両親と仔獅子の三人での物語となります。仔獅子を厳しく鍛えようとする父獅子と、優しく心配する母獅子の対比が見事。ほとんど年齢が変わらない壱太郎さんと種之助さんが、母性豊かなお母さんと溌剌とした幼い子どもに見えるのも、お二方の舞踊と表現力あってこそでしょう。


谷底に落とされた仔獅子の姿が見えなくなり、案じる両親。そこに「見るより子獅子は勇み立ち 翼なけれど飛び上り 数丈の岩を難なくも 駈上りたる勢ひは 目覚しくも亦勇ましし」という長唄とともに、仔獅子が花道から本舞台めがけて勢いよく駆け戻り、見事な跳躍を見せる場面の鮮やかさは胸がすくようでした。そして三人揃ってのパワーのある毛振りは圧巻。歌舞伎舞踊の楽しさを満喫できた一幕でした。 
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