エンターテインメント

大東駿介さんが出演映画『望郷』を、演じた役・航を、語る

2017.09.01

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ふわ〜としているのに強烈に心に刻まれた思い出のような作品 


「親父が人として教師として何をしたかったか、どういう人だったかがすべてはっきりする」と大東さんがいうのは、 進水式のシーン。それだけに印象に残っているそう。ただし、それは具体的なシーンを挙げるとすれば、の話。 

「印象には全体が残っているんです。寂れていく島、寂しさ、儚さみたいなものが画として残っていて。 やっぱりそれが自分の故郷と重なるんですよね。『望郷』は、思い出を見ているような映画でした。 思い出って断片的ですけど、すごく強烈。『望郷』全体が僕にとってそんな感じなんです。ふわ〜っとしてるのに、強烈に残ってる感じ」 

大東さんの故郷と『望郷』で描かれる世界が重なったように、観客もスクリーンの向こうに自分の思い出や故郷を見るかも。 


「そういう映画だと思います。故郷がない人はいないと思いますし、そこにいた自分と向き合って気づくことってすごく大きいし、 故郷や自分の過去を振り返って初めて見えてくる自分というのも多い。誰かにとって、そういうきっかけになる映画になればいいなと思います」 


子供が本作を観ても「わからないかも。でも、10年後20年後にまた観たらわかる。そういう出会い方もおもしろいと思います」。

 
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