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TPOにふさわしいきものの装いとは? 一見さん大歓迎の「東をどり」を初体験!

2019.06.14

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4日間、新橋演舞場が大料亭へと様変わり。いざ、一見さん大歓迎の「東をどり」へ!


普段は一見さんお断りの料亭でしか見られない芸者衆の踊りや唄が楽しめる「東をどり」。今年でなんと95回目! 見どころなどを料亭「金田中」の主人、東京新橋組合の頭取でもある岡副真吾(おかぞえ しんご)さんにお話を伺いました。

東京新橋組合の頭取でもある岡副真吾(おかぞえ しんご)さん お江戸の文化を堪能できる「東をどり」へ岡副真吾さん。お客様へのご挨拶周りでお忙しいにもかかわらず「東をどり」について丁寧にお話をしてくださいました。

岡副さん「新橋花柳界には花柳流・西川流・尾上流という三流があり、毎年「東をどり」の舞台演出を順番に担当してもらっています。95回目という記念会の今年は、花柳流にお願いし、非常に華やかで粋な舞台が完成しました。


見どころは毎年変わらない、黒の引き着の芸者衆が舞台にずらりと並び、口上から締めとなるフィナーレ。さらに今年は最終日だけですが、各料亭の女将たちの“そそり”と呼ばれる寸劇があるんですよ」

女将さんの寸劇! それはとても面白そうですね。95回目となると100回目が眼前です。何か構想はおありでしょうか。

岡副さん「もちろんです。その記念会は100年に一度しかありませんからね。新橋だけではなく、全国各地の花柳界をご披露できる場にしたいと思っています。

全国の花柳界に声をかけ、それぞれの色の芸能が集う構成にしたいと思っています。そして全国各地の旨酒と食の屋台も出したいですね」

すでに岡副さんには明確なヴィジョンがおありでした。全国各地の芸者衆が集う「東をどり」だなんて。これはニュースです!

岡副さん「私は今さら着物で生活しましょうなんて野暮なことを言うつもりはありません。ITを使いこなして洋服で走り回る日常が“ケの日”としたら、着物で料理と酒を楽しむ“ハレの日”に日本文化を使いこなす余裕といいますか、使い分けて欲しいなと思います。それがかっこいい日本人だと思うんです。

日本文化が日常からかけ離れ、遠くなってしまいました。とっつきにくくて、入り口がどこにあるか見つけにくくなっています。でも一度その入り口を見つけたら、その先はとても奥が深く、進んでもまだ先があってたくさんの部屋がある。興味の底は尽きません。

「東をどり」は、チケットさえ買えば誰もが楽しめます。とても間口が広く見つけやすい日本文化の入り口だと思います。お二人も是非楽しんで行ってくださいね」
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