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できるだけ不安なく手術を受けるために、医師に確認しておきたいこととは?

2019.06.07

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安心して手術を受けるためのケーススタディー


安心して手術を受けるためのケーススタディ

ケース(1)
麻酔や輸血の同意書を読んでいたら不安になった。サインはどうしても必要か?


大腸がんの手術を受けることになったAさん(53歳)。さまざまな立場の医師が書類を持ってやって来ては、あれこれと説明し、サインを求めます。


書類は手術と麻酔と輸血に関する同意書の3通。几帳面な性格のAさんは一言一句にしっかり目を通しましたが、「麻酔に伴う死亡率」「輸血による危険性」など怖い記述ばかりが目につき、気になって仕方がありません。

自分の受ける手術は危険なものなのか、書類にサインをしないと手術を受けられないのか、と不安な気持ちでいっぱいになってしまいました。

【患者の心得】
特別な理由がなければ同意したほうが安全


手術に伴う危険を明記して説明し、同意を得るのは病院側の義務です。全身麻酔が効いている間の呼吸は人工呼吸器に頼ることにもなり、生命にかかわる事態が絶対に起きないとはいえません。

しかしその確率は、たとえるなら「自転車に乗っていて事故に合う確率と同じくらい限りなく低い」と理解し、深くとらわれすぎないことです。

同様に、輸血が必要な緊急事態も滅多に起こらないのですが、万が一の場合に同意書がないと命を落とすことになりかねません。

宗教上など特別な理由がないかぎり、「手術につきもの」と考えて同意するほうが安全に手術を受けられるといえます。

ケース(2)
大腸ポリープの切除手術。入院が必要といわれたができれば日帰りですませたい


Bさん(48歳)は内視鏡検査で大腸ポリープが見つかり、切除手術を受けることになりました。主治医の説明によると直径5〜10ミリ程度のポリープが3つあり、1泊2日の入院が必要とのこと。

知人が同じ手術を日帰りで行ったこともあり、Bさんは大腸ポリープの切除程度で入院するのは大げさではないかとの思いを拭いきれません。

できれば日帰りですませたいのですが、医師にどう話したらいいのか、そもそも患者側の要望を聞いてもらえる問題なのか、対応方法がわからず戸惑っています。

【患者の心得】
オプションがあるか聞いてみる。交渉しすぎないのが得策


大腸ポリープの切除や白内障は日帰り手術が当たり前になってきました。しかし状況には個人差があり、医師が入院をすすめるときは、出血や感染症のリスクなどそれなりの理由があるはずなので、希望を聞き入れてもらうのは難しいかもしれません。

ただ可能性はゼロではないので、確認のために「この手術に日帰り手術のオプションはありますか」などと尋ねるのはよいことです。

医師が「日帰りはちょっと心配ですね」といった反応を見せた場合は、それ以上交渉せず従うのが無難。逆に「日帰りは心配なので入院したい」との要望のほうは、聞き入れられやすいかと思います。

ケース(3)
手術室に音楽が流れている


Cさん(51歳)が手術室に入ると、クラシック音楽が流れていました。

特に悪い気はしなかったのですが、手術はもっと厳粛な雰囲気で行うものだと思っていたので驚いてしまいました。

【患者の心得】
医師のリラックス方法ととらえる


手術中に音楽を流すことは、ごく一般的に行われています。もちろん不真面目でも気を抜いているわけでもありません。

好みの音楽を聴くことで余計な緊張をほぐし、平常心を保ちながら手術に集中するための、医師なりのリラックス方法なのです。




※次回は、「かかりつけ医」の役割と見つけ方についてお届けします。6/10(月)公開>>
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