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フィギュアスケート
ファンタジー・オン・アイス2017(5/26幕張公演) 羽生結弦選手、宇野昌磨選手・・・心奪われたスケーター６人

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ファンタジー・オン・アイス2017(5/26幕張公演) 羽生結弦選手、宇野昌磨選手・・・心奪われたスケーター６人

2017.06.05

アンナ・ポゴリラヤ選手
「THE ROSE」大黒摩季(ヴォーカル)＆清塚信也(ピアノ)

スター選手揃いで平昌五輪の代表争いが日本以上に熾烈を極めるロシア女子のフィギュアスケート界。女子の世界歴代最高得点保持者であるエフゲニア・メドベージェワ選手が頭ひとつ抜けているとして、ほかに可能性が高い1人が今回FaOIに初登場(幕張公演と神戸公演)のアンナ・ポゴリラヤ選手ではないでしょうか。

氷上では成熟した女性の色香をかもし出すアンナは弱冠19歳！　宇野選手と同じ歳ですね……。大人すぎます(笑)。でも、セクシーさがあるだけではなく、カロリーナ・コストナー選手にも共通する清楚な透明感も併せ持っているのが彼女の不思議な魅力です。

今回、ゲストアーティストの大黒摩季さん、清塚信也さんと共演したプログラムは、圧倒的な歌唱力で没後50年近く経つ今も愛される、伝説の歌手ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画「THE ROSE」の主題歌。悲劇的な最期で知られる、ジャニスのドラマティックな人生の一片一片をちりばめたかのような歌詞に心を添わせ、情感たっぷりに演じきった滑りはまさに圧巻。表現者としての才能の片鱗を見せてくれました。

感極まって涙するアンナの滑りに、心揺さぶられたかたも多かったのではないでしょうか。平昌五輪まで、あと約８ヶ月。だいぶ修正はされてきましたが、ジャンプの不調で崩れてしまうことが今も時々あるので、そこの安定感さえ出てくれば今後の活躍がとても楽しみなスケーターの１人です。

エフゲニー・プルシェンコ
「Sex Bomb」

今まで何回も映像では見てきました。でもまさか今回、幕張で伝説のエキシビション「Sex Bomb」を見られるとは！

優勝を飾った2001年世界選手権でのエキシビションナンバーとして、初披露したのは18歳のとき。当初、氷上でこのパフォーマンスをするのが嫌でたまらなかったという話も聞きますが、超人気エキシビションとなった伝説のプログラムを披露してくれた今回の演技時にはノリノリ、キレキレでした(笑)。

衣裳を脱ぎ捨てて筋肉スーツと金パンツ姿になり、客席まで飛び込んで楽しそうに演じる帝王の姿に、会場が盛り上がらない訳がありません。幕張のアイスリンクが熱いプルシェンコ劇場に様変わり。コミカルな演技で笑いを取りながら、代名詞の高く迫力あるジャンプでも魅せてくれます。カリスマ性溢れるスケート界の帝王は、稀代のエンターテイナーでもありました。今回、伝説の「Sex Bomb」を目の前でご覧になれた観客の皆さま、本当にラッキーでしたよね！

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