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人生100年時代の幸福な長寿とは?『百年法』著者と医師が語る、命と身体と心

2019.04.18

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伊藤 そういうことです。先生の小説『代体』では、意識を凍結し時間を経たある段階で異なる身体に移植することで、再び意識が使えるようになるという設定でしたよね。

つまり意識は身体――臓器からの影響は受けないことになっていますが、意識と身体は完全に切り離すことはできないことも示されていて、私は大変うれしかったです。

山田 『代体』でそのような設定にしたのは、臓器からの影響を受けない状態に置かれると人間らしい部分がどんどん失われ、意識も変わってしまうことを示唆したかったからです。実生活を振り返ってみても体調がよくないと気分が滅入るし、体調がいいだけで幸福感はかなり増します。肉体なくして感情の起伏は存在できないだろうと思っています。


伊藤 そういうお考えで身体のほうから意識を変えていく可能性が描かれていたのですね。“その働きを担っているものが身体の臓器が分泌する「ホルモン」である”ということが小説には書かれていて、ホルモンを専門とする私としては極めて納得できました。ホルモンは遺伝子のエピゲノム変化を起こすことができますから。

特集「幸福寿命」、この対談の続きは4月24日配信予定です。
撮影/八田政玄 田中 雅 本誌・西山 航(静物) 切り絵制作/菅野一剛〈nekonekodesign PAPER ARTS〉 取材・文/渡辺千鶴 撮影協力/ホテルニューオータニ博多
「家庭画報」2019年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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