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花を詳しく知らなくても大丈夫? 花束のイメージが伝わるオーダーのコツ

2019.06.22

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藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら
6月22日の贈り花

6月22日の贈り花


バースデーにキュンキュンするピンクを贈る


「お友達の誕生日にラブリーなブーケを……」というオーダーをいただきました。ラブリーといえばピンクが定番。でも、ピンクにもいろいろな種類があります。どんなピンクを選ぶかで、甘い雰囲気、少しクールな雰囲気と表情の異なるブーケになります。

今回は、まさしく胸キュンのマットなピンクのガーベラをセレクト。静岡のガーベラ専門の生産者「アドアー フローカ」さんの蕾ガーベラの中の一色です。ガーベラは通常花色ミックスで流通するので、「キュンキュンするミックスを作ってほしい」とお願いしたら、本当にラブリーなピンクが届きました。


ピンクのもつかわいらしさをより引き立てるには、黄緑を加えると効果的。アップルミントやアルケミラモリスなどを加えて、ラブリーながらナチュラル感もあるブーケに仕上げました。

【使用花材】
蕾ガーベラ キュンキュンミックス
バラ アンジェリークロマンティカ
リシアンサス NFホノピンク
スカビオサ
アスター マッシュサーモン
アップルミント
アルケミラモリス

贈り花のヒント
「ラブリーな雰囲気」というのはとてもわかりやすい表現です。使う花色や花形が自然に連想され、イメージもどんどん湧いてきます。贈り花をオーダーするときは、具体的に花名を知らなくても、花束の印象を上手に表現して伝えると、思いどおりの、いやそれ以上の仕上がりを期待できます。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅からほど近い段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。 https://www.fleurs-tremolo.com

『人気フローリストが教える フラワーアレンジのデザイン&ヒント78 大切な人への贈り花』 2021年4月12日発売!
誕生日、結婚記念日、ウエディングなど、78例のブーケ&アレンジメントを色別に掲載しています。オールカラーの大判の単行本で楽しむ、藤野さんのナチュラルでエレガントな花の世界は、眺めるだけで幸せな気持ちに。色別花図鑑コラムや全国の生産者データなどお役立ち情報やインデックスも充実。大切な人へ花を贈る際のヒントが満載です。
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