京都の名仕出し店や料亭、旅館で研鑽を積んだ山本さんがこだわるのは、地元の食材を多く使うこと。
古くから香川の地で愛され“春祝魚（はるいお）”とも呼ばれる瀬戸内海産のさわらは幽庵焼きに、備讃瀬戸の海が特産地のたこを使った、料亭でも人気の「タコのやわらか煮」に、ほかにも穴子やいか、鯛などすべてが県産で、地魚尽くしに仕上げます。
たけのこや小いも、蕗や菜の花など、山の幸も地元産。野菜の色を鮮やかに残しつつ、特製の八方だしの滋味深い味わいが口の中に広がります。
「魚も野菜もおいしく、人も温厚、気候も温暖な香川県。ぜひこの機会にお越しいただき、旬の地魚と地野菜を味わいながらの歌舞伎鑑賞をお楽しみください」と山本さん。
四国こんぴら歌舞伎大芝居、開催時期だけの特別な弁当。できたての料亭の味を特別な席で楽しみ、春を満喫してみてはいかが。
