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いわしつみれとペースト状にした白菜の旨みが渾然となった汁が美味

2019.02.23

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白菜つみれ鍋



この季節、鍋には欠かせない冬野菜・白菜。今日はこの白菜といわしのつみれを入れた鍋をご紹介しますが、普通の鍋と違うところは、白菜をフードプロセッサーでペースト状にするところです。いわしの旨みと白菜の旨みが渾然となった汁は、それだけでしみじみおいしいですよ。旨み豊かなので、味つけ前の状態を小分けにして冷凍しておけば、みそ汁やスープのだし汁、煮ものの煮汁にもなるので多めに作って保存するのがオススメです。食べるときに、お好みで七味唐辛子、こしょう、柚子こしょうなどでアクセントをつけてもおいしく味わえますよ。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。

【材料 2人分】
・白菜 200g


・水 1リットル

・昆布(10×10cm角) 1枚

・薄口醤油 20cc

・酒 大さじ1

■いわしのつみれ
・いわし(三枚におろしたもの) 2尾分(200g)

・塩 適量

・A [小麦粉 10g/味噌 20g/長ねぎ(みじん切り) 1/2本分]

【作り方】
1:いわしのつみれを作る。いわしは両面に塩をふり、15分おく。水洗いして水気を拭き取り、包丁で粗めに叩き、Aをのせてさらに包丁で叩いて混ぜ合わせる。

2:白菜はざく切りにする。

3:鍋に分量の水、昆布、2を入れて火にかけ、柔らかくなるまで煮る。白菜をフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする。

4:鍋に3を戻し入れ、火にかけて沸いたら弱火にする。薄口醤油と酒で味をととのえる。

5:1 をスプーンで丸くとって4に入れる。火が通って浮き上がってから2分ほど煮る。

家庭料理の基本は栄養バランスのよい献立。でも「献立が立てられない」という悩みを持つかたが多いのも事実。その悩みに応えるべく、人気料理人・野﨑洋光さんが季節の食材を生かした49の献立をご紹介します。春夏秋冬の単品料理も合わせて計266レシピ掲載する、季節の家庭料理決定版です。段取りのタイムスケジュール表や、「作りおきできる」マーク、作り方のポイントに黄マーカーを引くなど、作りやすい工夫も満載です。

『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳 「分とく山」の永久保存レシピ』野﨑洋光・幕内秀夫(著)

野﨑洋光・幕内秀夫(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫
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