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肩こり、腰痛などの慢性痛は治療のエキスパートに!頼りになる専門外来

2019.02.08

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知っておきたい! 頼りになる専門外来 第9回

知っておきたい専門外来 治療を続けているのによくならない、今の治療効果に満足していない――。このような悩みを抱える人は少なくありません。こんなときに頼りになるのが「専門外来」です。一般外来ではなかなか受けられない個別性の高い治療が期待できます。前回の記事はこちら>>
肩こり、腰痛などの慢性痛は高齢者の病気だと思われていますが、最も多いのは30~50代の働き盛りの世代です。痛みが続くと生活全般に支障をきたし、すべての疾患で死亡率が上がることもわかっているので見過ごすことはできません。

今月から2回連続で、診療科を横断するチームを結成し、難治性慢性痛の診断と治療に取り組む専門施設を紹介します。

福井 聖先生

滋賀医科大学医学部附属病院ペインクリニック科 診療科長・病院教授
福井 聖先生

慢性痛とは?


痛みは「急性痛」と「慢性痛」に分類され、慢性痛とは3か月以上続く痛みのことをいう。炎症や変形・変性、神経の損傷などをきっかけに生じた痛みが何らかの原因(臓器・器官の器質的・機能的要因、感情やストレスなど心理社会的要因)によって慢性化した状態で、痛みに敏感になっている脳の中枢神経系システムが引き起こすと考えられている。

食事や睡眠のほか、仕事・学業・家事などの社会活動から、意欲や集中力などの精神活動まで生活全般にわたって支障をきたし、痛みがない場合に比べて、すべての疾患で死亡率が上がることがわかっている。

患者数は?


肩こり・腰痛・膝痛など運動器疾患による中等度以上の慢性痛を抱える日本人は成人の約15パーセントいると推計されている。神経障害による慢性痛を加えると成人の約23パーセントを占め、推計の患者数は約2300万人となる。

都市部で生活する30~50代の働き盛りの人に多く、労働力や生産性の低下につながっている。

学際的痛み治療センターとは?


痛み治療のエキスパートが多方面から痛みの評価を行い、個々の患者に適した治療を提供することにより体と心の痛みを総合的に緩和し、生活の質の向上を目指す。

2011年度に始まった厚生労働省「慢性の痛み対策研究事業」により滋賀医科大学医学部附属病院を含め、2018年現在、全国22の大学病院に難治性慢性痛を集学的に治療する診療拠点が設置されている。

こんな悩みは専門外来へ!


●さまざまな診療科を受診したが、痛みが改善しない
●原因不明の痛みに悩まされている
●手術をしないで慢性痛を治したい
●痛みを軽減する運動療法を知りたい
●特殊な神経ブロック療法を受けたい

次のページで詳細をご説明します。
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