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遺伝子を調べてがん治療に生かす、最先端「がんゲノム医療」とは?

2019.01.18

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がん遺伝子パネル検査
〜がんの発生や増殖にかかわる遺伝子を網羅的に調べ、治療薬の選択につなげる〜


がん遺伝子パネル検査は、次世代シーケンサーという遺伝子解析装置を用いて行います。

日本では、国立がん研究センターのほかにも東大、北大、慶應大などががん遺伝子パネル検査法を開発して研究中で、解析の方法や調べられるがん遺伝子の数なども異なります。今後、NCCオンコパネルに続き、日本や海外のほかのパネル検査が承認されるかも注目されます。


いずれにしても、日本では、それぞれのパネル検査の結果を統合して大きなデータベースにする動きになっています。なお、すでに米国では2017年に3種類のがん遺伝子パネル検査が承認されました。

がん遺伝子パネル検査の実用化にあたっては、医療者が検査の特徴や意義、限界を理解したうえで、正確に、かつ個々の患者に合わせて説明すること、患者のプライバシー情報が外に出ないように守ることが求められます。

また、がんゲノム医療に詳しい遺伝カウンセラー、統計処理の専門家の養成も急務です。

一方、患者の側でも、がん遺伝子パネル検査を受けた場合はもちろん、よりよい治療に行き着くためには、がんそのものや診断・治療、がんのゲノムについて学び、情報を集めることが必要です。

中釜さんは、「私個人の見解としては、遺伝子の検査の価格が下がり、簡便性が増せば、がん遺伝子だけでなく、生殖細胞由来のゲノム情報も含めて個人が持ち、健康維持や病気の予防・治療に生かす時代が来るのではないかと予想しています」と語ります。
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