エンターテインメント

あの熱狂が再び! パワーアップした山崎育三郎さんが臨む『プリシラ』

2018.12.14

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初のオリジナルアルバム『I LAND』は、自ら作詞・作曲した歌や、2017年の主演ドラマ『あいの結婚相談所』の主題歌を含む11曲を収録している。

――誇り高きバーナデッド(陣内孝則さん)と若くエネルギッシュなアダム(ユナクさんと古屋敬多さんのWキャスト)との掛け合いにも惹かれます。


「3人とも愛しく思えてくるキャラクターで、絶妙なバランスで成り立っている関係性が面白いですよね。随所に笑いがあるコメディでありつつ、それぞれが抱えている苦悩も明確に描かれていたり、最後のシーンではぐっと込み上げてくるものがあったり……すごく幅の広い作品です。前回は“ミュージカルを初めて観ました”というお客さまも多かったんですが、初見でも楽しめるという点でも魅力的な作品だと思います」

――今回の再演、どうなりそうですか?



「初演の時は正直、どうなっていくんだろう?と思いながら、みんなで必死につくっていたんです。お客さまの反応が全然予想できなくて。でも幕が開いてみたら連日の大盛況。しかも毎回、ここは本当に劇場なの!?と思うくらい客席が盛り上がって。何かこう、お客さまと一緒に新しいミュージカルのスタイルをつくれたなという手応えも感じました。そんな初演がベースにあっての再演なので、必ずパワーアップすると思うし、僕も含めてメンバーそれぞれが、この2年の間に色々な経験をしているので、初演以上にいい化学反応が起こせるんじゃないかと思っています」

――確かに山崎さんご自身も、NHKドラマ10『昭和元禄落語心中』での天才落語家役をはじめ、多彩に活躍された2年間でした。映像作品の仕事をする際は、意識的に頭を切り替えているのですか?


「映像では瞬発力が求められるし、スケジュールがタイトで時間も不規則なので、モードは変わるんですが、挑む気持ちとしては一緒かもしれません。舞台では観客の方々、ドラマでは視聴者の方々に、どういうものを届けられるか、どうしたら楽しんでもらえるか、という思いで挑んでいるので。そもそも、お芝居にしても歌にしても、ミュージカルという総合的なエンターテインメントでやって来たこと。自分の中では、それを個別に出して使っている感覚があるんです。なので、ドラマ、映画、ライブというふうに、仕事としては別のものではあるんだけれども、自分の中ではすべて繋がっているというか」

――なるほど。それは、いわゆる芸能界にミュージカルから入った人の強みかもしれませんね。


「そう思います。以前、福田雄一監督も“ミュージカルはエンターテインメントの王様だ”と話されていたように、僕はミュージカルというジャンルは最強だと思っていて。ミュージカル俳優を目指して、芝居、歌、ダンスを勉強していくというのは、エンターテインメントに携わるうえでとてもいいことかもしれないなと。僕自身は、自分でジャズダンスのレッスンに通って、歌の先生を見つけるしかなかったんですが、もっとミュージカルの学校が増えて、ミュージカルを志す子どもが増えたら、色々なエンターテイナーが生まれるような気がしますね。それくらい可能性のあるジャンルだと思います」
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