エンターテインメント

第2のデビュー作にして集大成と堤 幸彦監督が語る映画『人魚の眠る家』

2018.11.15

  • facebook
  • line
  • twitter

「篠原さんや西島さんが実生活の中で持ってらっしゃる愛情が作用して、完全に虚構ではないところにも面白みがあるんじゃないかな」

不可逆的な過酷な運命を目の前にしたとき、あなたの選択は……?


奇跡を信じ、ただひたすらに意識不明の愛する娘を守り抜こうとする母・薫子。世界でも前例のない技術で我が子を回復させようとするも、次第に常軌を逸する妻の姿に深く苦悩していく父・和昌(西島秀俊)。堤監督は、「強い女性であるということが前提としてありました」と薫子のキャラクターを語ります。ただ、篠原さんは強い女性を演じることも多く、「そうじゃない方向の強さを一緒に探しましょう、というのが薫子のキャラクター作りの基本でした」。

堤監督がそうであったように、読者の皆さんも本作を観たとき、自身に問うでしょう。「自分だったらどうするのか」と。多くは、きっと薫子の立場から。


「いろいろな要素がこの映画には詰まっていて。母としてどういうチョイスをしていくべきなのかとか、父として何を大切にすべきなのかとか……。みんながそれぞれ判断を迫られる状況に陥っていきます。そういう人間模様、それから不可逆的な過酷な運命を目の前にした、いろいろな選択肢。ぜひ映画館でご覧いただいて、旦那許せないとか(笑)、私だったらこういう選択はしないとか、いろんな方と意見を交わしていただけるといいなと思います」

堤 幸彦/Yukihiko Tsutsumi

演出家・映画監督
1955年生まれ、愛知県出身。80年よりテレビのディレクターとしてキャリアをスタート。88年にオムニバス映画『バカヤロー!私、怒ってます』内『英語がなんだ!』で映画監督デビューして以降、ドラマ、映画、舞台など幅広く活躍する。近年の主な監督作に『TRICK』シリーズ、『SPEC』シリーズ、『悼む人』、『天空の蜂』など。2019年1月に『十二人の死にたい子どもたち』が公開予定。
『人魚の眠る家』

原作:東野圭吾『人魚の眠る家』(幻冬舎文庫)
監督:堤 幸彦
脚本:篠﨑絵里子
出演:篠原涼子 西島秀俊/坂口健太郎 川栄李奈/山口紗弥加 田中哲司/田中 泯 松坂慶子
配給:松竹

11月16日(金)全国ロードショー

公式サイト/http://ningyo-movie.jp


© 2018「人魚の眠る家」製作委員会
『人魚の眠る家』のプレスシートを3名様にプレゼント!
【応募方法】 プレスシートの応募締め切りは2018年12月14日(金) 9時00分です。 下記応募フォームに、必要事項を入力してください。なお、ご応募は、お1人様1回限りとさせていただきます。 複数回のご応募は、無効とさせていただくことがございますのでご了承ください。 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。編集部へのお問い合わせはご遠慮ください。 たくさんのご応募、お待ちしています! 応募する>> ※プレスシートのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。 ※個人情報の取り扱いについて ご記入いただいた個人情報およびアンケートの回答は、㈱世界文化社にて管理し、当選の通知に利用するとともに、個人が特定できない統計データとして、よりよい誌面・サイトを作るため、および弊社のマーケティング活動のための参考資料とさせていただきます。利用目的にご同意のうえ、お申し込みください。当選の権利は、ご当選者様本人にのみ帰属し、第三者への譲渡・換金・転売等は一切出来ません。また、賞品の転売行為は固く禁止させて戴きます。
  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2024 / 05 / 02

他の星座を見る

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2024 / 05 / 02

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

Pick up

注目記事