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細胞の老化を防ぐ「山田式ファスティング」とは?

2018.11.22

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細胞の老化を防ぐファスティングのすすめ


細胞を活性化するためには、四季の変化に適応した暮らし方がとても大切です。夏の暑さ、冬の寒さなどを、肌身を通してしみじみと感じることが、ミトコンドリアを適度に刺激し、細胞を若返らせ、さまざまな老化現象の発現を遅らせる大きな要素となります。

現代ではそのような環境下で生活することは難しいかもしれません。でも、少しでも「自然と向き合う時間」を持つことが、細胞の老化や心身の不調を防ぎ、治る力を発揮するために不可欠だということを、みなさんの頭の片隅に置いていただけたらと思います。

体じゅうの細胞が生き生きと働く環境をつくるためには食生活の見直しも必要です。人の体は頑強なので、何を食べてもすぐには影響が表れません。


しかし現代人が陥りがちな、高脂肪・高たんぱくの食事や添加物の多い加工食品などを好んで摂る食習慣を続けていたら、いずれは動脈硬化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞などのトラブルに直結するでしょう。

それだけでなく糖尿病やがん、認知症などを発症する背景には、こういう食習慣が深くかかわっていることが、多方面から指摘されています。厚生労働省が発表した、生活習慣病やがんなどの患者数も増加傾向が顕著で、改善の兆しはなかなかみられません。

当研究所ではそれらの病気を予防し、健康な体をつくるための、細胞が喜ぶ食事として、玄米、大豆、野菜を基本とした“穀菜食”に、質のよい油、オメガ3脂肪酸や、マグネシウムなどのミネラル類をバランスよくとること、小食、ファスティング(断食)を習慣化することなどを推奨しています。

“山田式ファスティング”は、私が小児期から抱えていた健康上のトラブルを克服した経験をもとに考案したもので、食事やウォーキングなどの生活習慣を含めた包括的な健康プログラムとなっています。

その具体的な方法は次回に譲りますが、もちろんこれも細胞環境デザイン学に沿った、人間の体の自然性を重視した方策の1つです。

野生の動物たちは彼らの体形や体質に合った、適度な量しか食べません。人間に飼われているペットの中には、飽食を強いられ、数々の不調が現れているケースが多いようです。

人間もまた然り、まずは小食を意識した食生活から始めてみてはいかがでしょう。消化・排泄能力が促され腸内環境が良好になる、肌の状態がよくなるなどの健康感を、ぜひ味わっていただきたいと思います。(2)に続く>>

Information

杏林予防医学研究所

京都市中京区突抜町809

    取材・文/宇津木理恵子

    「家庭画報」2018年12月号掲載。
    この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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