小説『あいあい傘』では、「書くのはちょっと苦手というか、小説は大変」ということで、原案としてクレジットされている宅間さん。優しくしてもらいたい方はパートナーに本作をすすめましょう
恋園神社のある小さな町に、25年前に姿を消した父・六郎（立川談春）を探すために訪れたさつき（倉科カナ）。六郎を知る清太郎（市原隼人）と出会って、六郎がどんな生活を送っているのかを知り、六郎の新しい家族に会い……。さつきが清太郎や清太郎の仲間・日出子（高橋メアリージュン）、力也（やべきょうすけ）に感情をぶつける居酒屋のシーンは必見。倉科カナさんのお芝居はもちろん素晴らしく、宅間さんこだわりのフィックスで1シーン1カットの醍醐味も味わえます。
『あいあい傘』は、「大切な人を思い出す家族の愛の物語」。宅間さんは「観たあとに優しくなれる話」だといいます。だから……。
「一番小さい単位で一番大きい部分を占めてる家族というものの、いろいろな姿を描いたつもりではあって。家族っていいなとか親子って、人間って……みたいなことを感じられる部分は作れたと思っているし、すごく心が優しくなれる話だと思います。だから、観たあとは、旦那さんや子供や親や、いろいろな人にちょっと優しくなれると思うので、優しくしてもらいたい方はパートナーに観てもらってください。きっとちょっと優しくしてくれるんじゃないかな（笑）。そして、映画のあれこれを楽しんでもらえたらいいなと思います」
宅間孝行／Takayuki Takuma
俳優・脚本家・演出家
1970年7月17日生まれ。「タクフェス」主宰。役者としてドラマ・映画に出演すると共に、脚本家・演出家としても活躍。自身の劇団の映像化作品として、ドラマ『歌姫』、『間違われちゃった男』、映画『くちづけ』など。2008年、脚本・主演を務めた『同窓会』で映画監督デビュー。19年1月に監督・脚本作『LOVE HOTELに於ける情事とPLANの涯て』の公開が決定している。
『あいあい傘』監督・脚本：宅間孝行
出演：倉科カナ 市原隼人 入山杏奈 高橋メアリージュン やべきょうすけ 布川隼汰 永井 大 金田明夫 大和田獏／トミーズ雅 立川談春 原田知世
配給：S・D・P
全国絶賛公開中
公式サイト／
https://aiai-gasa.com
© 2018映画「あいあい傘」製作委員会
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