エンターテインメント

宅間孝行さんの手で幻の名作『あいあい傘』が映画に!

2018.10.26

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映画館で観ることを意識して製作された作品


舞台『あいあい傘』でも作・演出を担う宅間さん。舞台と映画の差別化について聞くと、「群像劇の中で誰を中心に据えるかみたいなことが映画として必要だと思ったので、そこは意識しました。『あいあい傘』は25年ぶりに父と娘が再会するという話。その親子関係を舞台版より若干フィーチャーしていて。トップシーンをわかりやすく、2人が初めて出会ったシーンから始める、まさに2人の話というコンセプト」という答えが。そのトップシーンには、宅間さんのこだわりも表れています。

「映画らしさというか、映画のよさというか。映画館で観るということを非常に意識しているところがあって。そこに関して、様々なこだわりは持っていたつもりです。それは例えば映像美であったり音楽であったり。実はこういうことだったのかもしれないとか、これって何を意味してるんだろうとか、イマジネーションが広がるようなところがたくさんあったほうが映画って楽しいんじゃないかなと。だから、テレビドラマでは却下されるようなことをあえて映像表現としてやってみたいと思って、冒頭とラストは全部セリフをなくしました」



山梨や静岡、栃木など関東近郊で2017年の7月から8月にかけて撮影された本作。宅間さんこだわりのロケーションにもぜひ注目を。
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