ビブリア古書堂のセットには、文学作品だけでなく「写真集なんかも揃えられていて。ざっくばらんに見ていくのが楽しかったです」。1冊の本が解き明かす、過去と現在をつなぐ秘密
大輔がビブリア古書堂に持ち込んだ夏目漱石の『それから』に記された著者のサインから、大輔の祖母・絹子の秘密を解き明かしていく栞子。その秘密も、本作ではスクリーンに映し出されます。若き日の絹子（夏帆）と本を介して親しくなっていく嘉雄（東出昌大）。その2人を「本の中の登場人物のような、純文学に住んでいる人たちのような美しさがある」と黒木さん。その過去パートと現代パートが本によってつながっていきます。
「監督は、大切にしたいのは本だったり、その本が過去と今をつないでミステリーが進んで行くことだとおっしゃっていて。確かに、過去パートと現代パートが交わってつながっていくというのがすごく面白いんです。なので、その部分を楽しみにしていただけたらいいなと思いますし、東出さんと夏帆さんの美しさと、現代パートで謎解きを引っ張っていく栞子さんと大輔さんの行動やミステリーを、エンターテインメントとして楽しんでいただけたらと思います」
黒木 華／Haru Kuroki
俳優
1990年3月14日生まれ、大阪府出身。2010年、NODA・MAP番外公演『表に出ろいっ！』のヒロインオーディションに合格し、デビュー。その後、映像作品にも活躍の場を広げる。14年、映画『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞（銀熊賞）を受賞。近年の主な映画出演作に、『未来のミライ』、『散り椿』、『日日是好日』、『億男』など。12月に『来る』が公開予定。
『ビブリア古書堂の事件手帖』原作：三上 延『ビブリア古書堂の事件手帖』（メディアワークス文庫／KADOKAWA刊）
監督：三島有紀子
出演：黒木 華 野村周平／成田 凌／夏帆 東出昌大
配給：20世紀フォックス映画／KADOKAWA
11月1日（木）ロードショー
公式サイト／
https://biblia-movie.jp
© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
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