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見ないと損!京都・大徳寺の特別公開は驚きと感動の連続です

2018.10.04

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前提と庫裡

戦国武将、千利休ゆかりの大徳寺黄梅院


時の経つのも忘れる苔と紅葉の美しさ
織田信長が父・信秀の供養のために建てた庵で、本能寺の変の後、豊臣秀吉が改築し黄梅院となった塔頭です。入り口周辺は紅葉と苔が広がり、中に入るとさらに素晴らしい錦秋の風景が迎えてくれます。



直中庭

見どころは千利休が手がけた「直中庭(じきちゅうてい)」です。利休66歳の時に作った貴重な庭で、秀吉の軍旗「千成瓢箪」を象った空池があります。利休の庭はとても珍しく、華美ではありませんが、風情があり、見ているだけで心が落ち着きます。

利休はのちに秀吉から切腹を命じられますが、その要因になったのもここ大徳寺。山門の2階部分に設けた金毛閣に利休の木像を置いたことから、秀吉の逆鱗に触れ、自決に追い込まれます。


破頭庭

直中庭の隣には趣の異なる白川砂で構成した方丈庭園「破頭庭(はとうてい)」があり、ほかに禅寺に現存する最古の庫裡(僧侶の居住空間で台所の機能を持つ建物)や狩野永徳や長谷川等伯と並ぶ桃山時代の日本画家、雲谷等顔の障壁画(複製)も公開。

京都の紅葉の特徴である、苔とのセットアップ。街中から少し離れていることもあり、苔と錦色の紅葉が織りなす絶景空間が静かにゆっくり楽しめます。

大徳寺黄梅院 秋の特別公開


10月6日(土)~12月9日(日)公開
(10月28日、11月5日~8日は休み、11月11日14時受付終了)
10時~16時(受付終了)
拝観料 大人600円ほか
京都府京都市北区紫野大徳寺83-1

Information

大徳寺

  • 臨済宗大徳寺派の大本山。大燈国師(宗峰妙超)が洛北の野原に開いた大徳庵に始まり、花園上皇の帰依により祈願を賜り、後醍醐天皇の保護を受けたが、応仁の乱で衰弱。 これを一休禅師が復興する。室町末期には堺の豪商たちの協力を得て復興。桃山時代には豊臣秀吉や前田利家、細川忠興らの大名が塔頭寺院を再建し、秀吉が信長の葬儀を行うなどし、大寺院に。 現在も22の塔頭を有する京都随一の禅寺だが、そのほとんどは非公開で、今秋は興臨院(こうりんいん)、総見院(そうけんいん)も特別公開されている。 特別公開に関するお問い合わせ先/ 京都春秋 075-231-7015(平日10時~17時) ※塔頭によっては、拝観休止日以外にも法務により、公開休止になる場合があります。

西村晶子/Shoko Nishimura

関西在住ライター&コーディネーター
京都の老舗から新店まで、食を取り巻く文化などを独自の目線で取材。20数年、『家庭画報』の京都企画を担当し、さまざまな記事を執筆。
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