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見ないと損!京都・大徳寺の特別公開は驚きと感動の連続です

2018.10.04

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土佐光起《花鳥図》

一休禅師開祖の名刹・大徳寺真珠庵へ


約400年ぶりに修復された新襖絵公開
次はこの秋の大徳寺特別公開の中でも一番の目玉である真珠庵。これまでほとんど公開されることのなかった塔頭で、大徳寺の復興に尽力した一休さんこと一休宗純禅師が開祖です。


曽我蛇足や長谷川等伯の襖絵がそのまま残る寺としても知られており、その襖絵を修復するために、約400年ぶりに襖絵が新調されました。9月から新しくなった襖絵を公開しており、拝観料は修復費用に充てられます。


《かろうじて生きている》

この襖絵、かなり型破りで、手がけた人たちにもびっくり。「一休さんゆかりのお寺だけになんでもあり」だからでしょうか、第一線で活躍するクリエーターらが集結し、伝来の襖絵41面に加え、仏間の小襖4面に新しい作品を描いています。

メンバーは住職の山田宗正氏と旧知の仲の『釣りバカ日誌』の北見けんいち氏をはじめ、映画監督の山賀博之氏、アートディレクターの上国料勇氏、イラストレーターの伊野孝行氏たち。日本画壇の人ではなく、斬新なキャスティングも話題になっています。


《楽園》

方丈で最も格式が高いとされる室中16面に収められた北見氏の作品《楽園》は氏が過ごした与論島の情景が題材。釣りバカのハマちゃん&スーさん、赤塚不二夫氏や真珠庵住職も登場しています。歌ったり、お酒を飲んだりと何とも楽しげなようすは、タイトルのとおり楽園です。


《オトナの一休さん》

大書院にはNHK Eテレの『オトナの一休さん』の作画を担当した伊野氏がアニメのテーマソングを熱唱する一休さんを、檀那の間には新潟県出身の山賀氏が能登生まれの長谷川等伯にシンパシーを感じながら日本海を描くなど、どれも大画面に耐える力作ばかりです。

はてさて、新しくなった襖絵を一休さんはどう思っておられるのでしょう。過去と今、未来に想いを馳せながら拝見するとより深く、より楽しく味わえそうです。


庭玉軒

ほかに、江戸初期の茶匠・金森宗和好みの茶室「庭玉軒」や村田珠光が手がけたと伝わる「七五三の庭」なども公開。いずれも滅多に見られないものばかりです。

大徳寺真珠庵 秋の特別公開


~12月16日(日)公開
(10月19日~21日は休み)
9時30分~16時(最終受付)
拝観料 大人1200円ほか
未就学児は書院「通僊院」、茶室「庭玉軒」の見学不可
京都府京都市北区紫野大徳寺52

さて次は、紅葉を愛でに、千利休ゆかりの大徳寺黄梅院へ参りましょう。
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