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「ファゴッティングレース」をご存知ですか? 和洋のお洒落からインテリアまで

2018.09.18

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左から「ナルシスノアール」、「パリの雪」、「タージマハール」。高さ5cmほどのミニボトルで3万円~(ファゴッティングレース作品代のみ、ボトルは代金に含まれません。ご希望のボトルにレースを被せます)。

透ける神秘をインテリアに


伊藤さんの作品は全てがオリジナルデザインで、型紙から自身で手がけています。図案を起こし、配色やかがり方の組み合わせを思案、それからやっと糸を通し始める……直径20cmほどの完全オーダーのアイテムで約3か月を要します。

クリエイティビティに加え、根気と体力の限りを要する「ファゴッティングレース」に、伊藤さんがこれほどまでに心惹かれた理由とは何でしょう。「一言で表すなら透ける神秘性でしょうか」(伊藤さん)。その透け感をオブジェとして楽しめるようにと考案されたのが、アンティークの香水の小瓶をレースで飾ることです。



ボトルの形状によっては、表裏で異なるモチーフを表して。「パリの雪」の場合は片面にエッフェル塔を、もう片面に雪の結晶を。「タージマハール」は、片面に寺院のシルエットを、もう片面にアラベスク模様をかがりました。

新たな取り組みは「茶道の世界」

昨年からは茶道に「ファゴスティンレース」を取り入れる新たな試みに挑戦。仕覆や小帛紗に仕立て、茶事を古今東西の美意識で満たす提案も始めました。かつてヨーロッパでは一国の財政を担うほど、宝石にも匹敵するほど高価だったレース。伝統と革新が融合した伊藤眞砂子さんの作品を、装いから設えまで暮らしの中で楽しんではいかがでしょう。



作品「青い花」仕覆8万円~(ガラス作家・佐野 猛さんの茶入れ「重ね氷」とのセット価格)、小帛紗5万円~。

伊藤眞砂子/いとう・まさこ

レース刺繍作家
1980年にレースのかがり方の探求を始める。百貨店で作品を発表しながら独自の作風を模索し続け、2006年には南青山の「ギャラリー+クックラボ como」にて初の個展を開催。今年7月には、呉服店「青山とみひろ」で個展をするという試みも。

作品は全てが1点ものの受注オーダー。図案から起こすフルオーダーで約3か月、図案がある作品の場合は約1か月半で納品。作品の注文やお問い合わせは、呉服店「青山とみひろ」まで。

■青山とみひろ
電話 03-6804-1051
https://tomihiro.co.jp/aoyama/
表示価格はすべて税抜きです。 撮影/八田政玄 構成・文/樺澤貴子
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