フィギュアスケート

髙橋大輔さん、氷上練習開始! 見どころ満載だったフレンズオンアイス2018

2018.09.10

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肉離れを起こしてしまった過程について語る髙橋さん。「怪我をしてしまったが、その間にもできることはある」と悲壮感はありません。この4年間、さまざまなジャンルで培ってきた経験がポジティブな思考に影響を与えているように感じました。写真/中西裕介/アフロスポーツ

1年間だけではなく、もう少しやってみたいと思えるように成長したい


4、メンタル的には強くなった


——想像よりも遅れている状況に対してどう思いますか?
「焦っても何もいいことはない。というか、焦ったところで……できることを受け入れてやるしかない。(前よりも)我慢はできるようになってきたかな。焦って自分を追い込まない、という部分は成長できた部分なので、メンタル的には強くなったと思います。フィジカル的にも、まだまだ上げていけるんじゃないかなと感じています」

5、どこまで自分が成長できるのか楽しみ


——どんなシーズンの終わりを迎えたいですか?
「(現役復帰)発表のときに『1年のつもりで』とは言いましたが、自分の中では限定していません。とりあえず1年、全日本選手権を見据えての現役復帰で、今年の目標は全日本選手権の最終グループに入ることです。今後、練習をしていく中で“もうちょっと上を目指せるんじゃないか”という気持ちが出てくれば、目標も変わってくると思っています。今は“できないことが、できるようになる”という喜びの中で練習を続けていて、今シーズンどこまで自分が成長できるのかということが楽しみです。来シーズンどうするのかはまだわかりませんが、もうちょっとやってみたいと思えるくらい、自分の気持ちの中で現役に留まれるくらい、メンタルもフィジカルも成長できたと感じられるといいな、と……」

6、ジャンプも演技も両方楽しい


——ジャンプを跳ぶことと演技をすること、どちらが楽しいですか?
「どちらも、です。“演技できる”という喜びももちろんありますが、ジャンプも現役後半の頃とちょっと変えた部分があり、質も変わってきていますので、これを全部成功できる体力をつけたことも、“モノを作り上げる喜び”というのもあります。一番のネックはスピンです(苦笑)。『スピンが大事だよ』と言われているのですが、4年間くらいスピンらしいスピンをしていなかったので、“レベルを取れるスピン”というのがこんなにしんどかったのかと感じています(苦笑)」

7、あと1か月あれば完璧に滑れる練習はやれている


———現在のプログラムの完成度はどのくらいでしょうか?
「怪我が治り次第、ちょっとずつやっていくという感じです。プログラムを通して、すべてをいれて滑れるように。あと1か月あれば、(トリプル)アクセルを入れて完璧に滑れるという練習はやれていると思うので。それにプラスαの質をつけていきたいです」
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