永山絢斗さん、映画『泣き虫しょったんの奇跡』出演で将棋の虜に!?

現場でも自然と対局が始まり、「駒木根（隆介）くんが揺るがない1位。瀬川さんに戦法を教えてもらったりしながら挑戦していました」。

普段演じるものとどこか違う役は、しょったん大好きな自分なりの新藤

将棋の虜になってしまった永山さん。それでも、奨励会に入会してプロ棋士を目指そうという方達の気持ちは「想像するしかない」といいます。その想像しなければならない部分が大きすぎて「普段演じる役とは、どこか違いました」。

「プロの方は小さいときからずーっと将棋のことを考えてきて、悔しさを味わいながら上を目指して勝ち上がってきたんだと思うと……。しかも、まだそれが続いていて、一生続くんですよ。なんとなく勉強していても勝てなくて、自分なりの攻め方とか受け方とかを考えて研究して対局に臨んで。頭の中、どうなっているのかなって思いますよね」


新藤役を演じるにあたっては、「モデルになった近藤（正和）さんがよくニコニコしていたとか、意外とすぐ感情的になるとか、いろいろ聞きました」と永山さん。でも、最終的には「大前提として、しょったん大好き（笑）。それがありながら、自分なりの新藤という感じでした」。では、映画館で永山さんの演じるしょったん大好きっぷりを観てもらいましょう。

「はい（笑）。将棋の映画は何本かありますが、今回はプロになるための仕組みとか、プロを目指す少年達の熱い思い、葛藤も描かれていて。あとは、好きなものやことへの愛情も。一人の男が将棋に愛を持って、諦めたプロにもう一度挑戦するという前例のないことをやり遂げる作品なので、将棋にあまり興味がない方でも楽しめると思います」