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【お口の健康】「口腔常在フローラ」が肺炎死亡リスクを左右する

2018.08.10

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虫歯になった歯が多いほど不健康な常在フローラに傾く


虫歯になった歯が多いほど不健康な常在フローラに傾く

さらに40歳以上の成人2343名を対象にした調査で、口腔常在フローラのタイプ(構成バランス)を規定する要因について検討した結果、加齢が影響していることが判明。

「タイプ1の割合が50代前半では約4割なのに、70代後半になると約7割を占めるようになり、加齢に伴い増加していたのです。このほか虫歯の経験、肥満、喫煙も直接的にかかわっており、虫歯になった歯が多いほど、また太っているほど、タイプ1に傾くリスクが高まります」(竹下先生)。


一方で、禁煙やダイエットをすればタイプ2にバランスを変えられる可能性もあります。

「健康的な口腔常在フローラの構成バランスは解明されてきたので、どうすればタイプ2にシフトすることができるのか、そのカギを見つけるのが今後の重要な課題です」と竹下先生は話しています。

竹下 徹先生



九州大学歯学部卒業。2009年、同大学大学院博士課程修了。同大学大学院助教を経て13年より現職。専門は予防歯科学。口腔内細菌叢の口や全身の健康にかかわる影響を解明する研究に取り組んでいる。
撮影/Fumito Shibasaki〈donna〉(静物) スタイリング/高橋尚美(静物) 取材・文/渡辺千鶴

「家庭画報」2018年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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