トップスターが挑む、もう一つのファントム。ジョン・オーウェン=ジョーンズが、ついにミュージカル公演で来日！

日本滞在中のオフには観光を楽しむというジョンさん。「色々な人と会って一緒に食事をすることも、毎回楽しみにしています」。

――9月の後半には、ジョンさんの日本でのソロコンサートも予定されていますね。

JOJ：「ええ。新しいアルバムも出します。ミュージカル曲を集めたアルバムで、『レ・ミゼラブル』や『ラブ・ネバー・ダイ』、『南太平洋』や『グレイテスト・ショーマン』、それから『ロッキー・ホラー・ショー』に『ビッグ・リバー』……色々な作品のナンバーが入っています」


別所：「『ビッグ・リバー』！僕は20歳の時に出たことがあります。オーディションに合格して、少年Ａの役で。確か、『アーカンソー』というナンバーがあって……」

と別所が歌い出すと、JOJもそれに加わり、2人でひとしきり楽しげに歌う。

別所：「ジョンさんのアルバム、楽しみだなあ(笑)。稽古の真っ最中ではありますけど、舞台も絶対観に行きます。実は僕、東急シアターオーブで『オペラ座の怪人～ケン・ヒル版～』のすぐ後に上演する『マイ・フェア・レディ』に出演するんです」

JOJ：「本当ですか？　じゃあ、楽屋をきれいにしてお返ししなきゃ(笑)。公演はいつからいつまで？」

別所：「9月16日～30日までです。僕にとって憧れのキャラクターだったヒギンズ教授役で、東急シアターオーブの舞台に初めて立たせていただくということで、楽しみでしょうがないんですよ」

JOJ：「ちょうど日本に滞在中の期間なので、観に行きますよ。間違えて、Ｗキャストの別のほうに行っちゃったりして(笑)」

別所：「ハハハハ(笑)！ 今日お会いして、ますます『オペラ座の怪人～ケン・ヒル版～』を観るのが楽しみになりました。ロイド=ウェバー版とはまた違う、演劇的な深みやオペラの世界観、本質的な人間としての生きざまがファントムから感じられるんじゃないかなと」

JOJ：「ありがとうございます。僕も日本での公演が待ち遠しいです。日本は、ほかのどこの国にもないような魅力を持った、地球上でいちばん好きな場所の一つです。たくさんの皆さんからの差し入れをお待ちしています……というのは、もちろん冗談で(笑)、とにかく難しいことは考えず、オープンな気持ちで観に来てください。唯一、注意すべき点は、アンドリュー・ロイド=ウェバーの作品ではないということ(笑)。違いを楽しんでいただければと思います」